4年国語科・授業ウォッチング「落語を声に出して楽しもう」
2024年7月9日 08時48分昨日〔7/8(月)〕、4年生の学級で「落語を楽しむ会」を催すとのお知らせを受けて、いそいそと足を運びました。
「落語」を披露してくれるのは、本校の学校司書のSさんとのこと。「はは~ん!さては、あの噺(はなし)だな!(^^♪」と思いながら図書室に向かいました。図書室に行ってみますと、4年生の子どもたち数名が、Sさんの小道具や本(結構な冊数)を教室まで運ぶお手伝いをしてくれていました。
図書室で「落語を楽しむ会」をするものと思っておりましたが、余りの暑さ(昨日は熱中症警戒アラートが発表される猛暑でした。(*_*; )により、エアコンの効いた自学級教室で実施するとのこと。なるほど…、エアコンのない暑い図書室よりも、涼しい教室で聴いた方が「耳と目と心」に染み込みやすいよなあ…と思いました。(※図書室へのエアコン設置は、来年度以降になりそうです。)
教室に足を踏み入れますと、子どもたちがステキな笑顔で迎えてくれました。落語家(笑)のSさんはもとより、観客の一人である私につきましても笑顔で歓迎してくれました。その学級の雰囲気に心和み、癒されました。4年生のみなさん!温かく迎えてくれてすごく嬉しかったです!ありがとうね!!
この授業は、国語科の学習の一環として、4年部の先生方が企画してくれたものです(4年全学級で実施します。)
本校4年国語科カリキュラムの中に「落語を声に出して楽しもう」という単元があります。日本の伝統文化である「落語」に親しみ、その面白さ・奥深さを知り、自身も楽しむ中で、「話(噺)を聴くことや自身が声に出して表現すること」の楽しさを自然な形で味わうことができるものと思われます。
教科書に取り上げられている落語は、噺家・三遊亭円窓さん作の『ぞろぞろ』ですが、昨日の会でSさん(自称:「〇見亭〇うこ」笑)が披露してくれたのは『じゅげむ』と『さぎとり』の二つでした。噺家さんと違うのは、「絵本や紙芝居を見せながら読み聞かせる『落語』」という点です。
なお、前者は「江戸落語」、後者は「上方落語」です。私自身は、本校の教諭時代(今から約20年~10年前頃)に、担任していた子どもたちと一緒に、Sさんの「じゅげむ」を何度も読み聞かせてもらいました。昨日は、久しぶりに懐かしの「じゅげむ」を聴かせてもらいました。(*^^)v
では、4年常盤っ子たちの「落語を楽しむ会」の様子を、写真にてご覧ください!
ご覧のように、4年生常盤っ子たちは目を輝かせて「読み聞かせ落語」を楽しんでいました。「はてな?」「えっ!?」「くすっ」「なるほど!」「わーい!」など、疑問、驚き、感心、納得、感激等々の様々感情を短時間で味わうことができている様子でした。
短時間ではありましたが、日本の伝統芸能である「落語」の醍醐味や奥深さの一端を味わうことができたひとときでした。また、「落語」は世界に誇れるエンターテイメント(知的であり、高コスパ&SDGsなエンタメ)だなということを再認識できたひとときでもありました。
この単元の学習を通して、4年生の子どもたちは「耳と目と心で聴く」ことの楽しさや大切さを体験的に実感し、理解することができると期待します。更には、小さな落語家となって自身が落語を披露する中で、「声の抑揚・大小」「話す速さの調節」「間のとり方」「聞き手を引き込む豊かな表情」「効果的な身振りや手振り」等々の多様なスキル(話術)を体得することができるものと期待します。
4年生のみなさん!! これからの学習が楽しみですね!! 思う存分、「落語の世界」を楽しんでください!!