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授業ウォッチング【6年】

2024年3月8日 11時58分

 先日の「卒業記念作品製作(図工)」の授業ウォッチイングに続きまして、今日も、卒業を目前に控えました6年生の授業の様子を見に、あるクラスにおじゃまさせてもらいました。

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 道徳科の授業中でした。『夢』 (出典:「新しい道徳 6」東京書籍)という読み物資料を使って、「努力の尊さ」について考える授業でした。内容項目は「希望・勇気」「努力・強い意志」です。

 話の概要は、以下のような感じです。

 小さい頃からプロ野球選手になることを夢見て、努力を重ねてきたぼく。中学校、高校と野球の名門といわれる学校に進学し、夢に向かって歩み続けていたぼく。しかし、厳しい練習についていけずに辞めていく仲間たちが続出、けがによって練習ができなくなる…など、様々な困難が襲い掛かってくる。しかし、そうした困難に挫けることなく乗り越えていったぼく。最終的にはぼくの夢は叶わず終わるが、「夢があったからこそ、今のぼくがいて、これからのぼくがある。」と爽やかに言い切るぼく。

 6年生の子どもたちは、主人公ぼくの生き方・考え方について、自身の今・過去も振り返りながら考えていました。

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 そうした各自の思いや考えを、近くの席の友達と交換し合ったり、深め合ったりする場面もありました。

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 その後は、学級全体で意見を交換し合いながら、この時間の授業のねらい(ねらいとする道徳的価値)に迫っていました。

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 読み物資料『夢』を基にした道徳科授業の中で、6年生の子どもたちは、主人公と自身を重ね合わせながら、両者の類似点や相違点を見付けていったものと思います。その中で、自身の考え方やこれまでの在り方をじっくり見つめ直し、「高い目標を立て、希望と勇気をもち、困難 があってもくじけないで努力しようとすること」の大切さについての考えを深めたものと思います。

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 主人公の言葉「夢があったからこそ、今のぼくがいて、これからのぼくがある。」といえるような「夢」を、6年生の子どもたちが持つことができますように…と願いながら教室を後にしました。

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