「常盤のステキな伝統」の継承-傘のしまい方ー
2023年4月13日 07時50分昨日のブログでは、「常盤の奇跡の桜」について綴らせていただきました。ブログをご覧になられて、校庭の桜を見にきてくださった方もおられたのではないでしょうか…。
さて、昨日は雨の中、傘をさして常盤っ子たちが登校してきてくれました。子どもたちをゾウ門で迎え、気持ちの良い挨拶を交わした後、子どもたちのかわいらしい後ろ姿を眺めておりましたら、「あること」を確かめたくなりました。
その「あること」といいますのは…。
「傘のしまい方」です。
私は、今から約20年前の平成14年度から23年度までの10年間、この常盤小学校でお世話になりました。この10年間は、自身の教師としての土台(根っこ)を築かせていただいた貴重な10年間でした。そして、当時のTEAM常盤の合言葉の一つが「当たり前のことが当たり前にできる常盤っ子の育成」で、様々な取組を重ねた中の一つに「傘のしまい方」の指導もありました。
指導前の傘立てには、閉じただけ(すぼめただけ)の傘が無造作に差し込まれていて、傘立てにクラス全員分の傘が収納しきれない状況が少なからず見られました。また、下校時に各自が傘を引き抜くと、まわりの傘が一緒に引っ張り出されて散乱してしまったり、複数の傘が絡み合って傘の骨が折れ曲がってしまったりするようなトラブルも見られました。
そこで、全校体制で「傘のしまい方」の指導を行いました。指導ポイントは大きく分けて次の2点。
① 傘立てに傘を立てる前に、傘の生地(布やビニールの雨除け部分)を柄に丁寧に巻きつけて、止めひもで固定する。→メリット:傘がコンパクトになって収納スペースをとらない。/友達の傘との摩擦が激減し、傘立てから引き抜く際にスムーズに引き抜ける。など
② 傘立てに傘を立てる際に、真っ直ぐに立てる。→メリット:友達の傘を傷めるトラブルが少なくなる。/見た目に美しい。/引き抜く際にスムーズに引き抜ける。など
前置きの説明が長くなり申し訳ありません。本題に戻します。
ということで、当時のTEAM常盤スタッフが全校体制で指導に力を入れた「傘のしまい方」が、約20年の時を経て、どうなっているのか……? 今も引き継がれているのか……? それを確かめたくなったというわけです。
はてさて、結果はいかに……
常盤っ子たちの写真をご覧ください。
結果は、このとおり!
ご覧のとおり、あの頃の指導は脈々と引き継がれ、今もしっかりと常盤っ子たちが受け継いでくれていたのでした!!
感激しました!
そこで、早速、この感動を昨日の職員会にて現TEAM常盤スタッフに伝えました。そして、「「当たり前のことが当たり前にできる常盤っ子の育成」を脈々と受け継ぎ、継続してくださって、ありがとうございます!!」と、感謝の気持ちを伝えました。
改めまして、「当たり前のことが当たり前にできている」常盤っ子のみなさん、あなたたちは本当にステキです。感動をありがとう!!
また、そうした子どもたちを、しっかり育て続けてくださっているTEAM常盤スタッフの皆さん&保護者の皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
今後もTEAM常盤スタッフ一同、知恵をしぼり、力を合わせながら「当たり前のことが当たり前にできる」常盤っ子の育成、ひいては、常盤っ子の「人間の根っこ」の育成に尽力していきたいと思います。