ブログ

R5 第1回おはなしのへや

2023年6月14日 14時40分

 午前中のブログでもお知らせしておりましたように、本日の昼休みの時間帯に、図書ボランティアの皆様「おはなしのへや」を開催してくれました。常盤小学校の伝統イベントで、その歴史は30年余りになるのではないでしょうか!!

 本イベントは、今朝のブログで紹介しました「朝の読み聞かせ」とはまた違った形態で、複数の図書ボランティアの皆さんが、舞台装置的なセット等まで準備してくださって、「人形劇」の要素も交えながら楽しく読み聞かせをしてくださるイベントです。

 昔は、第2音楽室等の少し広めの特別教室を会場にして、大勢の子どもたちを集め、「生(なま)の読み聞かせ」をしてくれていました。

 しかし、コロナ禍の中、以前のように200名前後の子どもたちを1か所に集めて開催することは許されない状況が数年続きました。「それでも、常盤の子どもたちのために、なんとか『おはなしのへや』を開くことはできないか?」という、図書ボランティアの皆さんの熱い思いにより、ICT機器を効果的に活用した新手法を取り入れて開催し続けてくださっています。本当に有難いことですし、その情熱とパワーには頭が下がります。

 ということで、約10年ぶりに観させていただいた「おはなしのへや」は、「オンラインによるリモート型『おはなしのへや』」に見事な進化を遂げていました!! 

 関係図書ボランティアの皆さんは、きっと数か月前から常盤っ子たちをイメージしての本の選定に始まり、企画・構想の練り込み、背景やセットの製作、読み聞かせの練習…等々、様々なハードルを一つ一つクリアしながら、本日の本番を迎えてくださったものと想像します。心より感謝申し上げます。

 私は、昼休み前の最終リハーサルを観させていただきましたが、熱のこもったリハーサルの様子に圧倒されました。しかし、だからといって堅苦しい雰囲気は微塵もなく、とても「和やか」かつ「楽しげ」かつ「エネルギッシュ」に、皆さん、最終の詰めをされていました。歴代図書ボランティアの皆さんの思い・願い・プライドは、確実に継承されているな…と実感しました。

  本日の「おはなしのへや」で読み聞かせてくださった絵本は「三びきのやぎのがらがらどん」という絵本でした。

 あらすじは…

 「がらがらどん」という名前の3匹のヤギが草を求めて山を目指します。ですが、途中にかかる橋の下にはトロールがいて、「おまえを飲み込んでやる」とおどしてきます。最初の小さなヤギは「後から大きなヤギが来るから…。」と言って、見逃してもらって橋を渡ります。続いて中くらいのヤギも、「後から大きなヤギが来るから…。」と言って橋を渡ります。しかし、最後に来た大きなヤギは…?さて、どうなる?

 といった内容です。ちなみに、このお話は、『となりのトトロ』(スタジオジブリ)のエンディング部分で登場するそうです。サツキとメイが布団の中でお母さんにこの本を読んでもらっているシーンがあるとのこと。私は『となりのトトロ』の大ファンで、今まで何度も「繰り返し観(み)」をしてきましたが、このエピソードは全然知りませんでした。改めて、観直してみようと思っています。

 

 オンライン読み聞かせ中は、校舎内をぐるぐると歩いて回り、子どもたちの様子を見て回りました。学年によってその様子は様々でしたが、多くの子どもたちが電子黒板に釘付け状態でした。

 オンライン読み聞かせが終わるや否や、図書室に一斉に向かう子どもたちの姿を見たとき、やはり子どもたちは「リアルな舞台装置」や「リアルな図書ボランティアさん」を自身の目で確かめたいのだな!と思いました。図書ボランティアさんに実物に触れさせてもらいながら、大はしゃぎする子どもたちの姿がとても印象的でした。

 図書ボランティアの皆さん! 本日はすばらしい時間をありがとうございました。また、これまでの段取り・準備・練習等々、本当にお疲れさまでした!! 心より感謝申し上げます。