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ショート児童集会【運営委員会プレゼンツ】

2023年6月15日 10時15分

 本日、授業前の15分間を使って、運営委員会主催の「運営委員会プレゼンツ発表集会(ショート)」がありました。

 集会のねらいは、

 自分の花を咲かせるために、代表委員会で話し合ったことや、自分や友達ががんばっていることを紹介することで、友達のよさを知ったり自分もがんばろうとする意欲を高めたりする。

 でした。

 集会の開始時刻は7:55でした。7:50頃に「集会開始5分前だな。」「やけに静かだけど、子どもたちはまだ教室にいるのかな?」「低学年の子どもたちは、職員室前の廊下を歩いて移動するはずだけど……子どもたちの気配を全然感じないなあ…。」等々、あれこれ考えながら朝のルーティン業務をこなしていました。

 その後、集会開始時刻の1分前に屋内運動場に足を運びましたら、なんと既に全校児童の移動は完了していました。(子どもたちは、整然と黙動で移動を完了していたのでした。)

 シーンと静まり返った屋内運動場のフロアに全校児童が座り、集会が始まるのをじっと待っていました。「水を打ったような静けさ」とは正にこのこと! 屋内運動場は静寂に包まれ、耳に響くのは、屋内運動場の屋根をたたく雨音だけ…。

 改めて、常盤っ子「確かな育ち」「伝統(常盤プライド)の継承」「当たり前のことが当たり前にできる姿」を見させてもらい、感激しました。

 

 集会は、集会委員会児童の進行の下、以下のようなプログラムで構成されていました。

1 「ステキな常盤小学校」の紹介

 ① 第1回代表委員会「わたしたちの『あじさい』を考えよう」で話し合った内容の発表

 5/29のブログでも紹介しましたが、第1回代表委員会では、「わたしたちの『あじさい』を考えよう」という議題の下、「自分のあじさいを咲かせるためにどんなことができるか」について、全校の代表者(各委員会の代表児童や各学級の代表児童)が、積極的かつ意欲的かつ主体的に話し合ってくれていました。 

 集会では、この第1回代表委員会で話し合われたことについて、運営委員会児童が発表してくれました。

「あじさいフェアリー」登場!!

 

 

 ② 全校児童が咲かせ始めている「あじさいの花」の紹介

 こちらも、先日(6/8)のブログで紹介しましたが、「わくわくロード」の掲示板に掲示されている全校児童の「あいさいの花・メッセージカード」の一部を、運営委員会児童が紹介してくれました。

 自身をじっくり振り返って書いたメッセージ友達の頑張りやすごさを紹介したメッセージ常盤小学校をより良くしていきたいとの思いを込めたメッセージなど、様々な視点から書かれた「あじさいメッセージ」をプレゼンも映示しながら紹介してくれました。

 

2 感想発表〔各学年の発表希望者〕

 運営委員会の発表を聴いての感想を、各学年の代表児童が発表してくれました。各学年の代表として感想発表をしてくれた児童は、事前に発表者として決められていたわけではなく、自らの意志で挙手し、全校児童の前で発表をしてくれました。とても勇気のいる行動だと思います。こういう児童がさらに増えてくれることを願うばかりです。

 

3 校長先生のお話

 最後に、校長から全校児童に次のような話をしました。

〇 第1回代表委員会での話合いの様子は、校長先生も見させてもらいました。参加していた代表児童全員が、自分の考えや意見をしっかりもって話合いに参加していて、すばらしい代表委員会でした。「日本一の代表委員会かも!」と思うぐらいステキな話合いでした。

〇 運営委員会の皆さんの発表は「あじさい」についての発表や紹介でした。全校のみなさんが、少しずつ自分色のあじさいの花を咲かせてくれていることがとてもうれしいです。

〇 今日は「あじさい」「い」「いのちある すべてのものを リスペクト」について話します。みなさん、担任の先生から悲しいお話を聴きましたか?(※児童の反応→複雑な表情でウンウンとうなずいていました。)そうですね…。一昨日、ウサギのマロンさん(※マロンさんへのリスペクトの念から「さん付け」で呼ばせてもらっています。)が亡くなってしまいました。マロンさんは、校長先生よりもずっと年上で、人間でいうと90歳を超える年齢だったと聞いています。(ちなみに、世界一長寿のウサギはオーストラリアのウサギで、122歳(実年齢18歳10か月)だったそうです。)

 ウサギさんは、寂しがり屋の動物で、一人でいると寂しくて命を落としてしまうことがあると聞いたことがあります。でも、マロンさんは、常盤小のウサギ小屋で長い間一人で生活してきましたね。なのに、マロンさんはとても長生きしてくれました。一人で寂しかったはずなのにどうしてでしょう? 実は、ウサギさんが長生きするためには、必要なことがいくつかあるそうです。その中に、「たっぷりの愛情」「コミュニケーション」があるそうです。校長先生はこう思います。きっと常盤小学校のみなさん(みなさんの先輩も含めて)と先生方が、「たっぷりの愛情」をマロンさんに注ぎ続けてくれたこと、そして、「マロンさんのお世話を心を込めてしてくれたり、優しく話し掛けたり」し続けてくれたこと、こうしたことがマロンさんの長生きに結び付いたのではないかな…と。校長先生は、マロンさんは常盤小学校のみなさんと過ごすことができて、きっと幸せだったにちがいないと思っています。

【大雨警報発表時(6/2)に校舎内に

避難していた際のマロンさん】

〇 お話の最後に、校長先生からのお願いです。みなさんがマロンさんにしてくれたように、お友達やご家族、動物、野に咲く草花や樹々、小さな虫など、命あるすべてのものにリスペクトの心をもってこれからも接してほしいと思います。

 そして、常盤小学校のみなさん「自分色のあじさいの花」を咲かせてくれることを願っています。以上です。

 進行役を務めてくれた集会委員会児童のみなさん&企画・発表・各種パフォーマンス披露をしてくれた運営委員会児童のみなさん、そして指導してくださった関係TEAM常盤スタッフの皆さん、心に残る集会をありがとうございました!