パネルシアター「スイミー」
2024年12月12日 11時48分まずは、本校の現在の学校図書館内の様子を写真にてご紹介します。2学期「おはなしのへや(by常盤小図書ボランティアの皆様)」で上演された「おむすびころりん」のグッズや、特色ある展示、子どもたちの興味を刺激する各種コーナー等々、ご覧ください。
本日は、この入館するだけでワクワクします学校図書館にて、1年生を対象に、国語科授業の一環としまして、12月教材「スイミー」のパネルシアター(※フランネル布やパネル布を貼ったパネルを舞台とし、不織布製の絵や文字を貼ったり外したりしながら読み聞かせる表現手法 )を、実施しました。1年部スタッフと学校司書のSさんが連携して企画・実施してくれました。
Sさんに話を聴くと、本日がSさんにとって初めてのパネルシアターとのことで、新たなチャレンジにドキドキ&ヒヤヒヤ&ワクワクの様子でした。シアターオープン前には、会場設営をしたり最終リハーサルをしたりと、入念な準備&ウォーミングアップをしてくれていました。有難いことです。
ストーブに火の入った図書館は、肌にも目にもほんわかと暖かく、1年部スタッフに連れられて入館してきた子どもたちは、「わー!あったかい!!」「あっ!ストーブがついてる!!」と、大喜び&大興奮でした。灯油ストーブの火が灯った部分に視線・意識が釘付け状態の子どもたちもいました。
多くのご家庭ではあらゆるものが電化されていて、最近の子どもたちは、炎を見る機会も、炎に近寄った際の「暖かさ(熱さ)・色・ゆらぎ・におい」等を五感で感じることもほとんどなくなっているのではないでしょうか? ストーブに駆け寄り、手をかざしながら暖を取る子どもたちの様子を見ながら、「実体験の場の減少」や「それによる子どもたちへの影響」について考えさせられました。
では、本題に!
パネルシアターの様子をPHOTOアルバムにてご覧ください。
パネルシアター終演後、子どもたちの感想発表がありました。子どもたちは、勢いよく挙手して、それぞれの思いを積極的に発表してくれていました。中には、次のような意味の感想を述べてくれた1年生もいて、思考力の高さや表現力の豊かさに驚き、感心しました。
「小さな魚たちが集まって大きな魚に変身する場面を、パネルに紙をはって表すので、ぼくは大きな魚の形をした紙をはるのだと思っていたよ。でも、小さな魚たちの小さなかたまりの紙を何枚もはって、大きなかたまり(大きな魚)にしていたところがすごいと思ったよ!」「本で読んだスイミーよりも”リアル”なスイミーで、本物のようだったよ。」
さすが常盤っ子!! 改めまして本校の子どもたちのポテンシャルの高さを実感しました。(*^^)v
1年生がお礼を述べて学校図書館を後にするやいなや、中・高学年の子どもたちが、短い休み時間を利用して学校図書館に入館してきました。本を手に取って書棚の前でページをめくる子、「お薦め本」を紹介する授業用でしょうか…本の表紙をタブレット端末で撮影する子たちなど、様々でした。
印象的だったのは、どの子どもたちの表情も生き生きと輝いていたことです。学校図書館という空間が、子どもたちにとってはワクワクやドキドキが詰まった大切な空間なのだな…ということを再認識しました。