授業ウォッチング【2年】
2025年1月10日 13時28分今朝方は、大変冷え込みました。出勤時、車載の外気温計は「0℃」を表示しており、今シーズン一番の寒さでした。教室内で窓を閉めて過ごしておりますと、射し込む日差しに暖かさを感じますが、一歩屋外に踏み出しますと、頬に当たる風が肌を刺すような感覚を覚えます。冬本番を全身で感じます。
2年生の授業の様子を見に、本館3階に足を運んでみました。最初におじゃました学級は、算数科の授業中でした。「かけ算のきまり」という単元の学習で、学習テーマは「かける数が1ふえると、答えはいくつずつふえるかしらべよう」でした。既習の「かけ算九九」で学んだことを使って、「3のだん」や「7のだん」を例にとって、学習テーマに迫っていました。
学習問題にチャレンジする中で、2年生の子どもたちは、かけ算では、「”かける数”が1ふえると、答えは”かけられる数”だけふえる」という「きまり(法則性)」を見つけ出すことができていました。私たち大人にとっては「当たり前」のことでも、2年生の子どもたちにとっては、とても大切な発見であり考え方です。こうした学習を積み重ねながら「論理的思考力」や「数学的な見方・考え方」を子どもたちは少しずつ身に付けていくのだなあ…と感じました。
続いての学級は国語科の授業でした。物語文「かさこじぞう」の読み取りの学習をしていました。物語の全体像(おおまかな話の流れ)を把握するため、担任スタッフが準備・配付したワークシートへの書き込み作業を子どもたちは行っていました。書き込む内容は、5つの場面ごとの「登場人物」「おもなできごと」です。十数行ある各段落の内容を2~3行にまとめる活動は、結構高レベルな学習活動で、的確な「読解力」とポイントを押さえた「表現力」が求められます。
子どもたちは、各自でワークシートに書き込んだ後、学級全体で発表し合いながら1段落ずつ「おもなできごと」をまとめていました。子どもたちの発表を聴きながら、「ぐっときた表現(各自の推しポイント)」は少しずつ異なるのだな…ということを実感するとともに、子どもたちの感性や想像力の豊かさに感心もしました。と同時に、そうした子どもたちの思いや考えの一つ一つを大切にしながら、板書にまとめていた担任スタッフの温かな心遣いや柔軟な対応力にも感心しました。
2年生のみなさん!「かさこじぞう」の世界にどっぷりとひたり、物語の世界を存分に楽しむ中で、頭と心にたくさんの栄養をたくわえてくださいね!!