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校内授業研究会【3年・道徳科】

2025年1月21日 11時48分

 本日、3年の学級で、道徳科の授業研究会を実施しました。「ごみステーション/東京書籍『新編・新しい道徳3』」という読み物資料を使っての授業でした。

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 資料「ごみステーション」は、夏休みのお手伝いで、ごみ捨てをすることに決めた主人公のわたしが、渋々とごみ捨てに行った際、知り合いのおじいさんがごみステーションをきれいに片付けていることに気付き、自身とおじいさんの働くときの気持ちの違いについて考えるというお話です。

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 授業の前半では、まずは日頃の自分自身の様子を振り返っていました。そして、主人公であるわたしの働くことへの負担感や面倒に思う気持ちを共感的に捉えた上で、自主的かつ主体的に働くおじいさんとの気持ちの違いについて、話し合っていました。

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 子どもたちは積極的に挙手して、それぞれの思いや考えを述べていました。わたしの気持ちについては「いやだな。」「めんどうだな。」「ほかの仕事がいいな。」などの意見が、おじいさんの気持ちについては「みんなのためにがんばろう。」「みんなが気持ちよく住めるようにしたい。」「ごみを収集する人がしやすいようにしなければ。」などの意見が出されました。

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 子どもたち授業態度を見させてもらいながら感心&感激したのは、「耳と目と心」で聴く態度です。誰が発表する場合でも、常に学級の子どもたち全員発表者をしっかり見て、うなずいたり、時には拍手を送ったりしながら、耳を傾けていました。その姿は、全校児童の手本となるステキな態度でした。

00-2学期始業式講話⑥

 授業の後半では、友達まわりの人のために働いた経験やそのときのまわりの反応自身の気持ちについて振り返っていました。その上で、誰かのために働くことの良さについて考えるとともに、今後の在り方(ありたい自分・なりたい自分)についての思いや考えをワークシートに書いたり、グループで発表し合ったりしていました。

 とても温かな雰囲気でグループでの意見交流をすることができていたとともに、学級全体での意見交換の場では、大変意欲的かつ積極的な発表振りでした。感心しました。

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 「働くことの良さ」について、子どもたちから出された意見には、次のようなものがありました。「まわりの人が気持ちよくなることで、自分も気持ちよくなれる。」「みんなが喜んでくれると、自分もうれしくなるし、働くことがたのしくなる。」「給食当番をがんばったら、みんなも自分もおいしく食べることができる。係活動をがんばったら、クラスのみんなが笑顔になる。」

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 授業の終末は、この時間の学びを振り返っての感想発表授業者説話がありました。

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 3年生の時期は、働くことに楽しさ喜びを感じることもある一方で、働くことに負担を感じたり面倒に思ったりするケースも少なくありません。この時間の授業を通して、子どもたちは自分に任された役割をきちんと果たしたり、力を合わせて仕事をしたりすることの大切さについて、しっかり考えてくれていた様子でした。今日の授業で考えたり、学んだりしたことを、今後の学校生活や家庭生活、地域での生活で生かしてくれることを願うばかりです。

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