6年生&6年教室周辺ウォッチング
2025年1月24日 11時48分ついこの間、新年を迎えたと思っておりましたら、あっという間に1月が終わろうとしています。あと1週間もすれば2月……。正に、光陰矢の如し。「一月往ぬ二月逃げる三月去る」とも言いますので、今年度残り2か月と1週間は、猛烈なスピードで過ぎ去っていくものと思います。
そうした中、卒業のときが刻々と迫っている6年生はどんな様子かな…と、北校舎1階に足を運んでみました。最初に目に入ったのは6年掲示板に掲示してある「校内書初め大会」の作品でした。お題は「夢の実現」! 旅立ち間近の6年生にぴったりの文字だなと思いました。
続いて、6年教室横の裏庭(通称:赤レンガ広場)が見えましたので、行ってみました。プールと常盤調理場に挟まれた場所にある小さな広場です。
附属池田小事件(今から約25年前)が起こる前は、現6年教室は1年教室として使っていました。学校の安全神話が崩壊したこの事件を契機に、不審者侵入という万が一の非常事態が発生した際、「自助能力(走力や体力、危機対応能力等)の最も低い1年児童の教室が1階にあるのは良くない」との判断から、当時、全学年の教室配置を見直しました。(※自身は当時、6年担任教諭として本校に勤務していました。)
見直しの結果、1年教室は職員室真上の本館2階に移されました。そして、これに伴いまして6年教室を1階に移すなど、全学年の教室が大移動し、現在の教室配置となりました。「赤レンガ広場」に鉄棒が設置されているのはそうした事情によるもので、昔はここで1年生が遊んでいました。
昔は1年生の遊びの場、現在は6年生の憩いの場である「赤レンガ広場」には、山茶花(サザンカ)が美しく咲き誇り、橙(だいだい)かな?八朔(はっさく)かな?が、美味しそうな実をつけて、私たちの目を楽しませてくれています。
6年教室に目をやりますと、図画工作科の授業をしている学級がありましたので、教室に入らせてもらいました。木版画の制作に取り組んでいました。
作品を見せてもらいながら、子どもたちに「作品テーマ」を尋ねてみましたら、「心に残ったこと(印象的な思い出)です!」とのことでした。
さすが6年生!みんな集中して作品制作に取り組んでいました。さーっと見て回りましたが、やはり「修学旅行の思い出」を題材に選んでいた子どもたちが多かったようでした。
ただ、同じ場所(※例えば、大阪の「海遊館(水族館)」)の思い出をモチーフにした場合でも、切り取るシーンやその作品を通して伝えたいこと・作品に込めた思い等は、それぞれに違っていて、バラエティー豊かでした。さすが6年生だなと感心しました。きっとステキな作品が仕上がることと思います。
その後、上の6年教室を出て、廊下を歩いておりましたら、他学級の子どもたちの刷り上がった版画作品が目に入りました。
白と黒のコントラスト鮮やかなステキな作品が並んでいました。また、6年トイレのスリッパ(男・女)や雑巾掛けは、下の写真のような感じでした。6年生の子どもたちの心が安定していることを感じ、嬉しくなりました
6年生のみなさん!卒業まで残り59日(登校日→38日)となりました。6年間の小学校生活の締めくくりをしっかりするとともに、かけがえのない仲間との思い出作りをしっかりしてくださいね!!