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いろいろな出来事盛りだくさんの1日です!

2023年7月11日 13時10分

 朝から爽やかな青空が広がっています。今日の常盤っ子たちは、プールでの授業を思う存分楽しんでいます!!私たちTEAM常盤スタッフ「熱中症予防」に細心の注意を払いながら子どもたちを見守っています。

  さて、本日は様々なお客様方をお迎えして、校内各所で様々な出来事が同時進行で進んでいます。簡単に紹介します!

1 職場体験学習

 日吉中学校の生徒さん3名が来校して、昨日から明日までの3日間、母校である常盤小学校にて職場体験学習をしています。愛媛県では、「えひめジョブチャレンジU-15」という事業を、県下全域の中学校で展開しています。「地域の子どもは地域で育てる」という基本理念の下、キャリア教育の大きな柱の一つとして展開しているものです。

  上の写真は、授業前の朝の活動(火曜日は「計算タイム」)の時間帯の3人の様子です。後輩の常盤っ子たちがタブレットを使ってドリル学習をしたり、ペーパーのプリント問題にチャレンジしたりしている様子を、後ろから観察していました。(まだ、2日目の朝一番ということで、若干緊張気味の面持ちでした。) 3人とも大変礼儀正しく、節度ある態度で体験学習に取り組んでくれています。 分からないことは、遠慮せず何でも質問してくださいね!!3人にとって、有意義な3日間になりますように。

 そうした中、3人の頑張り振りを見に、日吉中学校の2年部の先生が巡回してくださいました。

 なんと、このT先生も常盤小学校の卒業生で、約20年前(教諭時代)、私が常盤小学校に着任して初めて担任させてもらった子(当時6年生)でした!!久しぶりの再会に会話が弾みました。

 

 2 租税教室

 今治法人会の皆様が来校くださって、6年生を対象に「わたしたちのくらしと税」というテーマで「租税教室」を開いてくださいました。

 導入では、「1億円模擬紙幣の重さ体験」を代表児童にさせてくださいました。各学級の代表児童が模擬紙幣ではありますが、1億円紙幣の塊の重さを体感させてもらいました。予想以上の重さに、驚いていた代表児童もいました。

 その後は、クイズ等も交えながら、「税を払うのはだれ?」「消費税以外にはどんな税金があるのかな?」「税は大きく分けると…」等について、大変分かりやすく説明してくださいました。

 6年常盤っ子たちは、静かに耳を傾けながら、大切だと思ったことを一生懸命メモしていました。説明の合間にあった質問には、積極的に挙手して答えることもできていました。

 教室での授業だけでは学びにくいことを、楽しく分かりやすく教えていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。今治法人会の皆様、ありがとうございました。

 

3 授業研究会

  日本女子大学名誉教授・吉崎静夫先生、元大分大学客員教授(第25代常盤小学校長)・渡邊和志先生が来校くださり、本校6年生の社会科授業を参観(観察)されました。

 お二人は、「1人1台端末を活用したリフレクションー教科指導における子どもの内面把握とその活用ー」という研究テーマの下、共同研究をされています。その研究協力者(授業者)として本校スタッフが検証授業を行いました。

 吉崎先生は、教育心理学や教育工学の分野では、日本を代表する研究者のお一人です。また、渡邊先生は、常盤小校長職を終えられた後、大分大学に准教授として招かれ、関係学会から注目される研究を重ねられてこられました。

 今回の研究では、「児童が45分間の学習記録をどのような方法(タブレット端末入力やノート記入等)で残すかを調べ、授業後に学習内容を振り返った際に、どのような記録が効率的かつ知識・理解獲得に有効かを検証する」ことや、「児童が授業を振り返ったとき、学んだことを想起しやすい板書とはどのような板書かを検証する」こと等を目的にしていると、自身は解釈しています。(※これまでの数時間にわたる検証授業の過程で、若干の軌道修正等があったのかもしれませんが、その詳細については自身は十分把握できていません。)

 以前、渡邊先生が雑談の中でお話されていましたが、「ペーパーの教科書とデジタル教科書を使用した子どもの定着学力(測定方法や測定観点等の詳細については、お聴きしていないので分かりませんが…。)を比較した研究」があるとのことでした。そして、検証の結果は、後者よりも前者の方が高かったとのことでした。

 多様な研究の中には、上記とは異なる研究結果もあるかもしれませんが、私は渡邊先生のこのお話を大変興味深く聴かせていただきました。

 今回、常盤っ子TEAM常盤スタッフが参加させていただいた研究でも、「アナログ」と「デジタル」の学習効果の比較に関わる検証結果や分析・考察を示していただけるものと楽しみにしています。

 愛媛県では、県下の公立小・中学校で「アナログとデジタルのベストミックス」を目指した授業の在り方を模索しているところです。その方向性を探る上でも、今回の研究は大変興味深いものになりそうだな…と期待しています。 

 なお、お二人は、明日も来校くださり、「学級活動(2)」の研究授業を参観(観察)される予定です。

※下の写真は、以前の研究授業風景です。