初蝉…いよいよ夏本番!
2023年7月12日 09時20分今朝の出勤時、駐車場に車を停め、てくてくと歩いて学校に向かっておりましたら、校庭からシャンシャンシャン…というクマゼミの鳴き声が聞こえてきました。自身にとって「初蝉」。
蝉が鳴き始めると梅雨が明けるという話を聞いたことがあります。そろそろ梅雨明けでしょうか…。いずれにしても、これから日に日に暑さが厳しくなってくることと思います。
さて、昨日、今日と、朝の子どもたちの活動の様子を見て回りました。昨日は、4年生のクラスの朝の会を見させてもらって、「なるほど!工夫しながら子どもたちに生活指導をしてくれているのだな。」と思った出来事がありました。
それは「トイレのスリッパの整頓」に関わる指導です。私が教室に入らせてもらったとき、ちょうど担任の先生が4年トイレのスリッパの写真を見せていました。
子どもたちは、身を乗り出すようにしてドキドキ感&ワクワク感いっぱいの様子で画面を凝視していました。
担任の先生に直接話を聴いていないので、実際のところがどうなのかは定かではありませんが、先生と子どもたちのやりとりを聞いていますと、おそらく次のような取組をしているのだろうな…と思われました。
➀ 先生が、子どもたちに事前告知することなく(いわゆる抜き打ちで)、定期的に4年男女トイレのスリッパの写真を撮影している。
② その写真を、朝の会の時間帯に子どもたちと一緒に見て、トイレのスリッパの使い方(片付け方)をみんなで振り返っている。
昨日は、まず男子トイレのスリッパの写真を見た後、女子トイレのスリッパの写真を見ていました。男子・女子がお互いの整頓状況を写真で確認しながら、良いところを褒め合ったり、さらに気を付けるべき点を指摘し合ったりしていました。
先生も子どもたちも笑顔で、受容的かつ温かな雰囲気で話し合えていましたので、見ていてとても心地よかったです。こうした日々の指導や振り返りの積み重ねが、子どもたちの確かな育ちにつながっていくのだと思います。
続いて、今朝の様子です。今朝は6年生のクラスで図書ボランティアさんによる「読み聞かせ」がありました。
本の題名は「ブラックホールってなんだろう?」で、結構専門的な内容でした。小学校理科で学習するレベルよりも高い内容でしたので、子どもたちはしっかり聴けるかな?……と、少し心配しながら後ろから様子を見ておりました。
しかし、そんな心配はまったく不要で、6年生の子どもたちは微動だにせずといった様子で、集中して耳を傾けていました。
私たちが住む地球がある「天の川銀河」には、ブラックホールが100万個以上あるそうです。ブラックホールは、まわりにあるあらゆるものを吸い込みますが、「光」さえも吸い込んでしまいます。吸い込む際のイメージは「見えないすべり台の上をすべるようにして吸い込んでいく」感じだそうです。吸い込まれるときは、ブラックホールに近付けば近付くほど、スパゲッティのように細く引き伸ばされるのだそうです。
私自身、ブラックホールについては、漠然としたイメージを持っているだけで、詳しくは知りませんでしたので、とても興味深く「読み聞かせ」を聴かせていただきました。子どもたちも私と同じような心持ちで聴いていたのかもしれません。
図書ボランティアのHさん! 子どもたちと共に、有意義な時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。