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お母さんの手紙

2023年10月4日 15時38分

 本日は、各方面からお客様がご来校くださり、対応している間に6時間目が終わってしまいましたので、校内を回って子どもたちの頑張っている様子を観察したり、写真におさめたりすることができませんでした。

 そこで、本日のブログは、あるお母さんが書かれた「我が子への手紙」を紹介させていただこうと思います。自身、一読して、胸に迫るものがありました。

 この手紙を紹介してくださったのは、現在愛媛県内の公立中学校で校長先生をされている方です。お若い頃に、「名前の由来」について学習した際、担任クラスの保護者の皆様に書いていただいた手紙の中の一つだそうです。

 では、紹介します。

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 「あなたが神様から生を受け、私のお腹の中に命が宿った時、私たちはうれしくてうれしくて、天にも昇る気持ちでした。それから十箇月、私のお腹の中で成長していくあなたと共に、きれいな音楽を聴いたり、美しい絵を見たり、たくさんのお話をしたり、いつか会える日を夢見て穏やかな毎日を過ごしました。今にして思えば、この十箇月間は一生のうちで、たった一度だけあなたと共に生きた貴重で幸せな月日だった気がします。十箇月後、あなたと初めて会えた時の感動と感激は今でもはっきりと覚えています。生まれて来てくれてありがとう。ただただ、感謝の気持ちで一杯でした。今でもあなたの誕生日を迎えるたびに、生まれて来てくれてありがとう、元気一杯大きくなってくれてありがとうと、あの日の感激を思い出します。これからあなたに私たちが願うことは、感謝する気持ちを忘れないでほしいということです。今の自分が在るのは、決して自分だけの力ではありません。家族はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、先生、友達……今まで出会った全ての人のおかげであることを忘れず、自分のことと同じくらい、自分の周りにいる全ての人を大切に思える人に成長してほしいと願っています。私たちはこれからもずっとずっとあなたのことを愛し、守り続けていきます。」

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 この手紙を紹介してくださった校長先生は、今でもこの手紙を、「教師としての原点」としておられるとのことです。

 自身は、この手紙を拝読させていただき、改めて、今年度の学校経営のテーマ「あじさい」の具現化を強く念じました。

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