採用前キャリアアップ研修生による研究授業〔1年国語科〕
2024年2月20日 10時28分昨年の初冬、愛媛県教育委員会より今治市教育委員会を通じて、「令和6年度新規採用候補者・採用前キャリアアップ研修」を希望する学生さん(※当該学生さんが自ら希望しての受講とのことでした。)がいるので、常盤小学校で受け入れてもらいたい旨の連絡がありました。
市教委担当者のお話では、愛媛県外在住の学生さんで、愛媛で教員になることを希望されて採用試験を受け、見事合格されている方とのことでした。
私たち愛媛の教員にとりましては、県外から我が愛媛に来てくださる若者がいてくれることは大変有難いことですし、それだけに大切に育てなければ!との思いを強くしました。(※ちなみに、今年度(令和5年度)、本校に新規採用教員として着任してくれた2名のスタッフは、両名共に愛媛県外からこの愛媛今治の地にやってきてくれました。感謝しかありません……TEAM常盤スタッフが、我が家族のように大切に見守り、育ててくれていますし、二人とも元気に頑張ってくれています!有難いことです。(^.^))
そうした思い(感謝、感激)もあり、市教委担当者の方には「受け入れます!」と即答させていただきました。
その学生さん(以下D先生と表現します。)が、先週から本校での研修をスタートしています。D先生は、研修期間中(約2週間)は、自身で今治市内に宿泊先を確保して、そこから常盤小に通ってくれています。そこまでして本校(愛媛県今治市)で採用前研修にチャレンジしてくれる気持ちと姿勢に、感謝&感激です!!
さて、本題に。
そのD先生が、研修学級(1年のクラス)で研究授業をしましたので、その様子をお伝えします。(※本ブログを、郷里のご家族にも見ていただきたいな…と思いながら打っています。)(*^^*)
教科は国語科で「にているかん字」という単元の授業でした。授業のめあては「かん字のにているところとちがうところをみつけよう!」でした。
1 漢字クイズカードをしよう!
D先生が漢字(8種類)のカードを黒板に貼り付け、「似ている漢字のペアを見付けよう!」と子どもたちに投げかけました。子どもたちはすぐさま反応して、挙手! カードを指さしながらあっという間にペア漢字(似た者同士の漢字)を見付けていきました。
★ ペア(似た者同士)の漢字 → 「人・入」「木・水」「字・学」「右・石」
2 ペアの漢字の「似ているところ」と「違うところ」を探して、色をつけよう!
D先生は、「似ているところ(類似点)」には「赤」、「違うところ(相違点)」には「青」で、印をつけたり塗ったりしましょう!という指示を出し、似た者同士の漢字ペアの「類似点」と「相違点」に着目させていました。
子どもたちは、黒板に貼ってあるペアの漢字カードを見ながら、D先生と一緒に類似点や相違点を考えたり、ワークシートに書かれた漢字を見ながら各自で色分けをしたり、各自の考えを持ち寄って学習班で意見交換をしたりして、着実に理解を深めていました。
3 「同じ部分がある漢字」集めにチャレンジしよう!
ここまでの学習を基に、子どもたちは、教科書に示されている問題にチャレンジしていました。例えばこんな感じです。
①「大」と「犬」 → 「王」と「?」
②「田」のつく漢字 → 「町」や「?」
③「目」のつく漢字 → 「貝」や「?」
各自で考えさせた後、D先生が電子黒板に問題を映示し、それを見ながら子どもたちと一緒に答え合わせをしていました。D先生や担任のR先生が想定していた以上の考えが子どもたちから出され、D先生もR先生も、驚いたり感心したりしていました。さすが常盤っ子です!!(*^^)v
D先生の落ち着いた授業振りや、短期間で子どもたちとの信頼関係を築いてくれたことが伝わってくる授業振りに感心しました。D先生、4月からは愛媛の教員となられますね!D先生のご活躍を心より祈っています!
1年生のみなさん!背筋をピンとのばして「耳と目と心」でD先生の話を「聴」いていた姿や、指先までピンと伸ばして手を挙げ堂々と自分の考えを発表していた姿に感心しました。良く頑張りましたネ!
R先生! わずか1年弱で、ここまで子どもたちをりっぱに育て、伸ばしてくださってありがとうございます!引き続き、よろしくお願いします。