小数のわり算 & ギコギコトントン
2024年12月6日 13時08分昨日と同じく、日が射しているときは比較的暖かく、日が陰ると途端に肌寒くなる天候となっています。昨夜は風が強く、校庭では、鮮やかな紅葉or黄葉が、落葉してしまった樹々がちらほら見られます。
明日〔12/7(土)〕から二十四節気の「大雪(たいせつ)」に入ります。暦の上では「盛んに雪が降る頃」に……。実際、この週末は列島が寒気に覆われ、冬本番の寒さとなる模様です。ブログをご覧くださっている皆様、この土日は寒さ対策を入念に!
さて、本日は4年生の授業の様子を見に、北校舎3階に足を運びました。3クラス中、2クラスが算数科の授業を、1クラスが図画工作科の授業をしていました。
まずは、図工の授業の様子をお伝えします。「ギコギコトントン クリエイター」という題材の学習で、いわゆる木工にチャレンジしていました。具体的な創作活動としましては、「のこぎりを使って、木をいろいろな形に切ってみる!」「切った木材の組合せを試しながら、自分がつくりたいものを考える!」「組み合わせた木の形から色のイメージを広げ、創作活動を楽しむ!」等があります。
子どもたちは、各自のイメージやつくりたいものにマッチした色付け作業に集中して取り組んでいました。アートを楽しむ姿に、心がほっこりしました。(^O^)
算数科の授業は、両クラスとも「小数のわり算」の学習でした。
最初におじゃましたクラスは「割り切れる『小数のわり算』」の練習問題にチャレンジしていました。
基本問題(例題)は「0.6÷3」で、考え方には次のようなものがあります。
考え方①「0.6は0.1の(?)個分で、0.6÷3は0.1の〔(?)÷3〕個分だから、答えは【 】になります。」
考え方②「0.6÷3の0.6を(?)倍した式は、6÷3=2です。その答えの2を(?)でわって、0.6÷3=【 】です。」
練習問題は、「0.4÷2」「2.4÷6」「0.15÷3」「0.08÷2」など計8問が用意されていました。子どもたちは、各自でノートに解答を書き込んだ後、ペアやグループで確認し合ったり教え合ったりしていました。教え方の大変上手な子どもたちがおり、そのナイスなヒントや分かりやすい説明を聴きながら感心しました。解法に迷っていた子どもたちが次々と笑顔に変わっていく様子が、大変ほほえましかったです。
続いてのクラスは「あまりの出る『小数のわり算』」にチャレンジしていました。
例えば次のような問題です。
例題①「13.6mのテープがあります。このテープから3mのテープは何本取れて、何mあまりますか?」
子どもたちは、「13.6÷3」の計算を筆算で行っていました。「13÷3」をすると「4」が立ち、筆算上は「余りが『16』」に見えます。しかし、「4本取れて、『16m』余る」と解答してしまったのでは、「もとのテープの長さよりも余りのテープの長さの方が長くなって」しまいます。
では、どう考えればよいのか? これがこの時間の学習の重要ポイントとなります。
ポイント① 「余り < わる数」になっていなければならない!
ポイント② 「わる数 X 商+ 余り=わられる数」にならなければならない!
上記の2ポイントを基に、「余りは『16』でよいのか?」を考えると、「『16』は誤り」であることが分かります。その上で、授業では次のことを確認していました。
ポイント③ 「余りの小数点は、わられる数の小数点にそろえてうつ」
こうして子どもたちは、「余りが『1.6m』」であることをしっかり理解している様子でした。
このクラスでも、教え合いや学び合いの姿が各所に見られました。こうした学習形態を日々の授業に積極的に取り入れ、積み重ねることで、子どもたちの学びがより確かなものになる(学力の定着・向上がしっかり図られる)ことはもとより、子どもたちの信頼関係や仲間意識が深まるといった相乗効果も期待できます。
4年生のみなさん!引き続き、仲良く楽しく学ぶ中で、しっかり学力を身に付けてくださいねー!