令和6年度 第8回非常時対応訓練【火災】
2025年1月14日 11時38分本日、今年度8回目となる非常時対応訓練を実施しました。今回は、「火災発生」対応訓練を行いました。
奇しくも、昨夜21:19には日向灘を震源としますM6.9の地震が発生しました。また、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で1月7日に発生した山火事は、今も鎮火していない状況で、15万人を超える住民が避難を余儀なくされているようです。改めまして「災害はいつ・どこで発生するか分からない」ということを実感しています。
これまで本校では、様々な形(告知なしの抜き打ち/そばに教職員がいない休み時間等)で、「地震(津波)」対応訓練を行ってきました。そうした中、本日は年間計画通りに「火災対応」訓練を実施しました。
今回は、以下のような状況設定やねらいで実施しました。
1 出火場所 → 第1理科室(本館1階中央通路横)及びわくわくクロード(本館と北校舎をつなぐ2階通路)付近
※★ コンセントを火元とする火災が、2か所から同時発生したという想定で実施。
2 出火時間帯 → 2時間目の授業中
3 ねらい → ①非常事態(今回は火災)発生時のリスクマネジメント力(=「自助・共助」に必要な知識とスキル・行動力)を高める。/②特に今回は、2か所同時の火災発生という想定下で、教職員のリスクマネジメント力(的確な判断力、柔軟かつ迅速な対応力)を確かめる。
4 指導のポイント → ①「お・は・し〔押さない・走らない((校舎内)・しゃべらない(不要な私語等を慎む)〕」の徹底。/②校舎内では鼻・口をハンカチで覆って避難。/③可能であれば窓・戸を閉めて避難(地震の場合は逆に開ける)。/④状況に応じた適切な避難経路を選択。
実際の訓練の様子は……
校舎内から運動場に至るまでの子どもたちの動きや態度、様子を観察しました。態度面で特に問題になるような姿を見ることはありませんでした。
ただ、緊急を知らせるベル音や警告音、放送等が流れると、子どもたちは反射的に「机の下に潜り込む」行動習慣が身に付いています。突然の事態に固まってしまって身動きがとれなくなるよりは良いのですが、やはり、状況を冷静かつ正確に把握した適切な行動が緊急時には求められます。今後も継続して丁寧な説明や指導、工夫を重ねることで、児童やスタッフのリスクマネジメント力を高めていきたいと思います。
運動場への避難後、校長からは次のような話を子どもたちにさせてもらいました。
本日の非常時対応訓練(火災対応)を通しまして、様々な災害やシチュエーションに応じた「リスクマネジメント力(本校スタッフ&児童)」の強化の必要性を再認識しました。各ご家庭でも、こうしたことを話題にして話し合ったり、災害発生時の家族の行動ルール(約束事)について確認し直したりしていただけますと幸いです。