授業ウォッチング【6年】
2024年10月22日 12時18分今にも降り出しそうな曇り空が広がっています。明日は2年生が遠足を予定していますので、「降りませんように!」と2年部スタッフをはじめとしましてTEAM常盤スタッフ一同念じているところです。
さて、6年生の学習の様子を見に、教室を回ってみました。
最初におじゃました学級は、算数科の授業をしていました。電子黒板に映示されていた学習問題は、次のような内容でした。
「1箱3個入りの大福と2個入りの大福が売られています。大福を35個買います。それぞれ何箱買えばよいですか?」
問題を見た子どもたちは、「ん?どういう意味?」や「どうやって考えればいいの?」といった表情をしているように見えました。そんな子どもたちの反応を受け、担任スタッフは、考え方の糸口となる次のような言葉を掛けていました。
「では!3個入りの箱を1箱買った場合、2個入りの箱は何箱買えばよいだろう?」
発問が具体的になったことで、子どもたちの表情は少し変化し、停止気味だった思考が回転し始めた様子でした。真剣な表情で考えている子、近くの友達と相談している子、T2の学習アシスタントにヒントをもらっている子、ノートに式を書き込んでいる子など、様々でした。
T1は、しばらく時間をおき、各自で考えさせた後、挙手しての発表を促していました。この学級では挙手の仕方にルールがあり、そのルールにしたがって子どもたちは挙手して意思表示をしていました。ルールの具体についての説明は控えますが、自身も担任をしていた頃は時々用いていたルールでした。
学級全体で、考え方や式、答えを確認し合った後、次の段階の「表にかいて調べる」活動に入っていきました。ここから先が本単元の学習の核心部分になります。「3個入りの箱を2箱買った場合に、2個入りの箱は何箱必要か?」➡「3個入りの箱を3箱買った場合は…?」のようにして、表に整理しながら考えていくわけです。こうした学習が中学校での数学科の学習の土台となっていきます。6年生のみなさん!しっかり土台作りをしてくださいね!!
続いての学級は、家庭科の授業でした。「こんだてを工夫して」という単元の学習で、この時間は「1食分の『こんだて』を考えよう!」という「めあて」で学習していました。
上の板書にあるように、献立(メニュー)を考える際の約束事は、次の4つをセレクトして組合せを考えることです。
①主食 ②主菜 ③汁物 ④副菜
子どもたちは、ワークブックに掲載されている「料理カード」を基に、上の4品の組合せを考えていました。主食をパン系にするかご飯系にするかで、主菜・汁物・副菜の組合せパターンが変わってきます。子どもたちは、栄養バランスも考慮しながら自分好みの献立を、楽しそうに考えていました。
シンキングタイム後、学級全体の場で、各自が考えた献立案について理由も交えて意見交流していました。「あっ!自分と同じものを選んでる!」「え?そんな料理あったの?」等々、結構盛り上がっていました。
今後の学習がどのような展開になるのかを把握していませんが、何らかの形で調理実習につなげていくのかな? あるいは、各自が考えた献立(メニュー)の調理に家庭でチャレンジするのかな? と想像しています。 いずれにしても、6年生のみなさん!今後の食生活にしっかり生かしてくださいね!
もう一つの学級は、自教室ではなく特別教室で授業をしているようで、自教室には誰もいませんでした。音楽室かな?外国語教室かな?と思いながら3階に上がってみましたら、外国語科の授業中でした。
T1は本校の外国語科の専科スタッフ、T2&T3はALTの二人という3人体制での贅沢な授業でした。(^_-)-☆
授業時間終了間際でしたのでじっくり見る時間がなく、授業の具体はよく分かりませんでしたが、ハロウィンに関連する衣装や飾りつけの中で、ジェスチャーゲーム的な活動で盛り上がっていました。
常盤っ子たちの外国語科の学力は、他教科と同様にしっかり定着・向上しています! 経験と知識が豊富で、高いスキルと指導力を持った関係スタッフのお陰です。有難いことです。