よく降りますねえ…
2023年6月30日 15時40分今朝方は、激しい雨音で目覚めました。車の屋根や窓ガラスを叩く激しい雨音に、「警報が発表されるのでは…」と心配しつつ身支度を整え、車に乗り込みました。
出勤途中、浅川沿いを走っておりましたら、水かさがかなり増しており、川の流れが激しくなっていました。子どもたちが登校する時間帯には、小降りになってくれればよいのだが…と思いながら、いつもより早めに出勤しました。
朝からずっと鉛色の空を見上げながら過ごしてきましたが、警報が出るほどの激しい降り方にはならず、何とか6時間目を終えることができました。
ただ、子どもたちが楽しみにしていたプールでの授業(水泳)は終日できず、子どもたちはガッカリでした。 常盤っ子のみなさん、悪天候により泳がせてあげられなくてごめんなさい。
午後、そうした雨によるストレスを溜めているであろう子どもたちの様子を見に、校舎内をぐるりと回ってみました。私の心配とは裏腹に、子どもたちはそうしたストレスを感じさせることなく生き生きとした表情で授業を受けていました。
1年生の教室では算数科の授業をしていました。
教室におじゃましたときには、復習プリント「10までのたしざん(15問×2枚=30問)」の答え合わせをしているところでした。
先生の正解の読み上げを聞きながら、「はいっ!」「はいっ!」「はいっ!」…とテンポよく&歯切れよく返事をしながら丸を付けていく1年生の姿に、「ああ、一段と成長したなーーーー!」と…しみじみ実感。しかも、ほとんどの子どもたちが全問正解!!心も頭も着実に成長しています!!
続いて、「今日のお勉強」
先生から絵の提示がありました。電子黒板に映された最初の場面絵には、カエルが5匹。
ところが、次の場面絵では、2匹のカエルが水草の葉っぱの上に移動。
先生からは…。
「みなさん、2枚の絵を見てお話を作ってみて!」
子どもたちはすぐに反応&挙手!
「小さな島にカエルが5匹います。島から2匹のカエルが帰りました。」との発表が。
その後、「残ったカエルは3匹です。」との気の利いた発表も。(そうしたやり取りの中、「あっ!今日は『ひきざん』のお勉強だな!」とつぶやきながらニヤリとしていた子もいました。)
こうした子どもたちの反応を受け、先生は「今日の学習のめあて」を、めあてボードに板書。
➡「のこりはいくつかかんがえよう」
また、「今日は、ブロックを使ってお勉強します!」と、子どもたちに伝えていました。
その後の授業は、ブロックを使って、手・目・頭を働かせながらの学習。こういう学習のことを、「操作的な学習」といいます。「頭の中で思考すること」も確かに大切ですが、そうした抽象的な思考力の基礎を身に付けさせるためには、具体物を使った「操作的な学習」がとても大切です。特に低学年児童にとっては、必要不可欠です。
1年生の子どもたちは、ブロックを使った操作的な学習を通して、「ひきざん」の考え方(概念)の基礎を、楽しく身に付けていました。
こうした授業の流れの中、ちょっと面白かった(クスリと笑えた)場面がありましたので紹介します。
先生(先生用の大きなブロックを黒板に貼って操作しながら)「5匹のカエルさんがいたんだよね。」
子どもたち「うん。うん。」
先生「で、2匹のカエルさんが帰ったんだよね。」
子どもたち「うん。うん。」
先生「カエルが帰る!」(と言って、先生はニヤリ)
これを聞いて、大半の子どもたちは「……」や「?」の表情。つまり、無反応or意味が分からないといった様子。
ところが、中に数名、ニヤリとしたり「ダジャレや!」とつぶやいたりする子もいました。 1年生の中にも大人のユーモアが分かり始めている子が現れ始めているようです。
私も教室の後ろで、そうしたやり取りを聴きながら、一人「ニヤリ」としていました。(笑) 1年生の子どもたちに、すごく癒されたひとときでした。
1年生の常盤っ子のみなさん&先生!楽しい授業を見せてくれてありがとうございました!!