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授業ウォッチング

2023年7月3日 12時30分

 昨日の夏を思わせるような晴天がうそのように、梅雨空が広がっています。九州地方では5県に避難指示が発出されているようで、今後の災害発生が懸念されます。四国地方におきましても、油断禁物…。九州地方を覆っている分厚い雨雲がこちらに移動してくるかもしれません。今後の天候の推移を注視していきたいと思っています。

 さて、本日は2年生の教室におじゃましました。算数の授業中でした。単元は「100をこえる数」で、授業のめあては「千という数についてしらべよう」でした。

 まずは、教科書に描かれている★マーク(1000個描かれています。)を数える活動からスタートしました。 ただ、1個1個数えていたのでは、「時間がかかる」「数え間違いがあるかもしれない」等の問題が想定されます。そこで、先生からは「100のまとまりをつくって、鉛筆で囲んで調べてみましょう!」との指示がありました。

 2年生の子どもたちは、思い思いに「100のまとまり」を見つけては囲み線を引いていました。

  先日の1年生の算数授業を紹介しましたブログでも説明しましたが、こうした「操作的な学習活動」は小学生(特に低学年児童)にとってはとても大切です。具体的動作を交えた学習活動をする中で、気付き、理解し、思考が深まり、「きまり(法則)」のようなものが見えてくる…。

 この授業でも、操作的な活動を通して100のまとまりに囲み線を入れたことによって、「100を10個集めた数が1000であること」「数字の1000は千(せん)と書くこと(読むこと)」を子どもたちは理解していました。

 

 上記の基本を押さえた上で、次は確認問題にチャレンジしていました。問題は…

① 1000より「1」小さい数は?

② 900にあといくつで1000か?

③ 1000は「10」を何こあつめた数か?

 子どもたちのノートを見て回りました。指を使って考えている子、教科書の★マークの図を使って考えている子、式を立てて考えている子、頭の中で考えノートに答えを書き込んでいる子などなど、様々なスタイルで確認問題にチャレンジしていました。

 ①はほとんどの子どもたちが正解を記入していましたが、②③は誤答があり、「10」とノートに書き込んでいた子どもたちがちらほら見られました。

 全体での発表時には「①999」「②100」「③100」の正解がテンポよく発表され、子どもたちは「いいでーす!」と声をそろえて反応していました。

 誤答を書き込んでいた常盤っ子たちは、「なぜその答えになるのか?」分かったかな? もし、まだよく分かっていないようなら、もう一度じっくり考え直したり、先生や友達に聴いたりして、しっかり理解してくださいね!!今日の授業で学んだことは算数の基本であり、一生使う考え方ですからネ!!

 確認問題にチャレンジした後は、算数の学習帳(通称「算学(さんがく)」)を取り出して、練習問題・応用問題にチャレンジしていました。

 先生に答え合わせをしてもらい、全問正解できた子どもたちからマイ・タブレットを取り出して、自主学習に取り組んでいました。

 各自の興味・関心やレベルに応じて、問題の種類や難易度等を選ぶことのできる「タブレット・ドリル」にチャレンジしていました。

 2年生の子どもたちですが、先生の指示や助け等がなくても、慣れた手つき・様子でタブレットを起動させ、ID等を入力し、黙々とドリル学習を行っていました。

 上の写真のような風景は、完全に学校の日常風景となっています。子どもたちの学び・習熟のスピードには、本当に驚かされます!!