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ブログ「すずかけ日記」

【続編】5年国語授業【常盤小スタッフプロデュース/椋鳩十さんとの出会い…いざ!椋ワールドへ!!」

2024年9月6日 09時28分

 お待たせしました!((;^ω^)

 では、一つ前のブログの続きを…。

 「椋鳩十さん」児童文学作家で、これから国語科の授業で学習する「大造じいさんとがん」の作者であることを押さえた上で、子どもたちには「椋鳩十さん(本名:久保田彦穂さん)」のプロフィールをざっくりと紹介していました。

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〇 1905年の生まれで、今から120年くらい前に長野県に生まれた方である。

〇 お若い頃、鹿児島県の高等小学校に代用教員として勤めたが、夏にふんどしのみを身に付けて授業をしたことで解雇された。

〇 その後、高等女学校で国語の先生として勤める。宿直の日に小説を書くようになり、「椋鳩十」というペンネームを使った。

〇 その後、児童文学を書き始め、1938年に初めて動物物語(山の太郎熊)を世に出す。

〇 戦後、昭和22年(1947年)から19年間、鹿児島県立図書館長を務める。「母と子の20分間読書」運動を広めた。館長さんをしながら児童向けの物語をたくさん書いた。

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2 椋鳩十さんの作品(「大造じいさんとがん」以外の4冊)紹介&人気投票(読み聞かせてほしい本のセレクト)

 Sさんから子どもたちに、次のような話がありました。 

 「これから椋鳩十さん作の絵本を、4冊紹介します。時間があまりないので、キャッチコピーを紹介しながらの簡単な説明しかできません。みなさんは、”どの本の読み聞かせをしてほしいか”心の中で考えながら私の話を聴いてください。本の紹介の後、手を挙げてもらい、一番希望の多かった本の読み聞かせをしたいと思います。」

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 紹介された絵本は次の4冊でした。説明内容は割愛させていただき、写真でその様子を紹介します。子どもたちは、興味津々の表情で、絵本の紹介にじっと耳を傾けていました。

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➀ 「藤吉じいとイノシシ/椋鳩十・作/保立葉菜・絵」

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② 「ひとりぼっちのつる/椋鳩十・作/黒井 健・絵」

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③ 「かたあしの母すずめ/椋鳩十・作/大島妙子・絵」

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④ 「母ぐま子ぐま/椋鳩十・作/村上康成・絵」

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 4冊の椋鳩十作品の紹介が終わった後、約束通りに「読み聞かせてほしい本」の人気投票がありました。子どもたちは、心の中で決めていた「自分が読んでほしい本」に意思表示の挙手をしていました。

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 人気投票の結果、「かたあしの母すずめ/椋鳩十・作/大島妙子・絵がセレクトされました。

 5年部スタッフに聴いてみましたら、このクラスでは上記の本がセレクトされましたが、他の2クラスでは「母ぐま子ぐま/椋鳩十・作/村上康成・絵」がセレクトされたとのことでした。選択の幅がある(多様な選択肢を準備する)ということの大切さを再認識しました。

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3 「かたあしの母すずめ」の読み聞かせ

 ここまでの授業で、椋鳩十さんに対する理解・認識を深めた子どもたちは、椋鳩十さんが創り出した物語ってどんなお話なのだろう…といった興味津々の表情で、静かに耳を傾けていました。

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 その表情や姿を眺めながら、自身が改めて実感したのは「絵本の力」「絵本の魅力」です。

 今、本校の子どもたちも含め、少なからぬ子どもたちが、スマホやタブレットで視聴できる「動画」の魅力(魔力?)に魅了され、中には依存症が心配される子どもたちまで散見される現状があります。しかも、そうした子どもたちは、年々増加し、低年齢化してきているように思います。

 そうした状況下、本日の授業で見ることができた子どもたちの表情・姿は、とても穏やかで、美しく(大げさかもしれませんが神々しくすら)感じました。現実の時空間に身を置きながら、そこから(現実の様々なしがらみから)しばし離れ、想像の世界(しがらみから解放された、穏やかで豊かな世界)にどっぷりと浸って、自分の思いやイメージを自由に膨らませることを楽しんでいるように私の目には映りました。

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 絵本は物語の一部分を切り取った活字が綴られています。を見ただけではストーリーの細部(文脈)は分かりませんし、活字を追うだけでは場面のイメージを膨らませにくい面があろうかと思います。そうした絵と文の弱みを補い合って、足し算ではなく掛け算で絵と文の強み(ステキ&キラリ)を高め・深め・広げてくれるのが「絵本」ではないかという思いを強くしました。そして、その絵本の持つ力・魅力を、さらに高め・深め・広げてくれるのが「読み聞かせ」ではないかという思いも強くしました。

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 自身にとりましては、改めまして、読書の意義読み聞かせの効果・有益性について再認識させてもらった、大変有意義で貴重な45分間でした。

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 5年部スタッフによりますと、今回読み聞かせのセレクトからもれた絵本も含め、椋鳩十作品群(※市立中央図書館からレンタルしている本もあります。)は、5年教室横の廊下にしばらく展示し、自由に手に取って読んでよい場づくりをする予定とのことです。

 5年常盤っ子たちは、本日の試みにより椋鳩十作品に対する興味・関心を、確実に深めてくれたものと思いますので、積極的に手に取って椋ワールドにひたってくれるものと期待しています。

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 5年部スタッフのみなさん&学校司書のSさんステキな取組をありがとうございます。本日の試みが、これから本格的に始まる第4単元「物語のやま場を見つけ、読みを深めよう」の学習にどのような影響(効果)をもたらすのか…楽しみですね!!

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5年国語授業【常盤小スタッフプロデュース/椋鳩十さんとの出会い…いざ!椋ワールドへ!!」

2024年9月5日 10時36分

 まずは、常盤小学校図書室PHOTOアルバムをご覧ください。常盤小学校日本に誇る(と、私は本気で思っています!)「常盤小図書室支援ボランティア」の皆さん&学校司書Sさんが、丹精込めて「手作り」で創り上げてくださっている本校の図書室空間&読書環境です。☆彡

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 では本題に!! 

 5年部スタッフ本校学校司書Sさんタッグを組んで、タイトル(※タイトルのネーミングは私が勝手にしたものですが…(^^;))のステキな試みを本日からスタートしてくれています。

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 2学期に入り、5年生は国語科カリキュラムの第4単元「物語のやま場を見つけ、読みを深めよう」の学習に入ります。教科書に掲載されている物語は「大造じいさんとがん/椋鳩十」です。本ブログをご覧くださっている皆様の中には、「知ってる、知ってる!!」「小学生の時に習った!!」という方が多いのではないでしょうか?大変有名なお話ですよね。

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 今日は、その第4単元の学習の導入として、5年部スタッフ&学校司書Sさん5年常盤っ子たち「椋鳩十さんとのステキな出会い」の場を設定してくれました。

 具体的な流れは以下のとおりです。

1 「椋鳩十」って?

 色画用紙に書かれた漢字3文字子どもたちに提示して、まずは「どう読むのかな?」と質問。

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 子どもたちからは、様々な答えが返っていました。しかし、当然ではありますが、なかなか正解にたどりつくことはできず…(^^;)

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 「十(じゅう)」「鳩(はと)」は読めたものの「椋」の読み方はなかなか分からず、最終的にはSさんから「むくはとじゅう」と正解を伝えていました。そして「ところで、”むくはとじゅう”ってなんだろうねえ?」子どもたちに問い掛けていました。しかし、ほとんどの子どもたち「椋鳩十」「人の(作家の)名前(ペンネーム)」だということを知らない様子で、首をかしげていました。

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 その様子を見ながら、自身は「ああ、この授業の意味・価値はとても大きいものになりそうだぞ!」 「5年生の常盤っ子たちに、椋さんとの最高の出会いを提供できる時間になるかも!」 「一生忘れられない出会いになるかも…」とワクワクしてきました。(^^♪

★ ごめんなさい。急用が入ってしまいました!!(;^ω^)

  続きは、またの機会に…。お楽しみに!!

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R6-第2学期 2日目の学校の様子

2024年9月3日 14時38分

 本日は、雲が広がるお天気で、午前中は雨が落ちている時間帯もありました。そのお陰で、ギラギラとした陽射しが和らぎ、幾分過ごしやすく感じます。

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 2学期二日目、いつものように、「子どもたちの心の状態」を推し量るバロメーターである「トイレのスリッパ」の状態を見て回りました。

 多くのトイレは下のような感じでした。

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 ……が、

 下のようなトイレ(スリッパ)も今日は数か所見られました。

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 夏休み明けで、まだまだ心が安定していないのかな…早く心が落ち着いて穏やかになりますように…と願いながら、乱れているスリッパを直していきました。

 そうした中、1年生の様子が気にかかり、授業を見に足を運んでみました。

 おじゃましたクラスは国語科の授業中でした。ちょうど担任の先生が新品の「かたかな練習帳」を子どもたちに配っているところでした。

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 その後、先生の指示で、子どもたちはMy練習帳に自分の氏名を書き込んでいました。平仮名で自分の氏名を書き込んでいる様子を眺めながら、「ああ、1年生の子どもたちは、もう自分の氏名を自分書けるようになっていたんだなあ…。」と、嬉しくなりました。(*^^*)

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 記名を終えた後、早速、片仮名「ミ」「ニ」の勉強に入りました。まずは先生の手本の文字を見て、気付いたことを発表し合っていました。「ミの一番下の線が一番長いです!」「ミの真ん中の線は短いです!」など、子どもたちは気付いたことを積極的に発表していました。

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 子どもたちから出された「気付き」を整理しつつ、先生が「ミ」を書く際の筆順や留意点(角度や止めなど)を説明した後、子どもたち「空書き(空中で指先を動かして文字を書く練習)」にチャレンジ!! その後、練習帳に片仮名のミを書く練習をしていました。

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 喜々として鉛筆を運ぶ姿を見ながら、新しいことを知る・学ぶ・身に付けることは、1年生の子どもたちにとっては「ワクワク」満載の出来事(体験)なのだなあ…と、実感しました。

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 成長するにつれて、そういった「新鮮な感動」「知的好奇心」は薄れがちのように思います。私たち教師は、そうした子どもたちワクワクドキドキを大切にしながら子どもたちの成長を見守り後押しするとともに、自身もそういう心や感性を持ち続けなければ…と自戒しました。

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 1年生のみなさん!! 片仮名の練習、がんばってくださいね!!

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