掲示板「常盤小学校からの大切なお知らせ」

 

今治市立常盤小学校

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ブログ「すずかけ日記」

【注意】子どもたちが危ない! 緊急の生徒指導訓話を実施しました!!

2024年7月3日 09時28分

 6月中旬以降、本校児童公道での「飛び出し事案等」が続いており、地域の皆様心配の声(お電話やお手紙)を数件寄せてくださっています。幸い命に関わるような交通事故等には至っていませんが、少しタイミングがずれていたら大事故になっていたケースもあります。万が一を想像しただけでゾッとします。

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 その都度、該当学団等の関係児童を集めて、事情の聞き取りをしたり指導・助言をしたりしてきましたが、心配な状況が続いております。

 そこで、本日の朝、リモートによる緊急の「生徒指導訓話」を実施し、全校児童に「ドラレコ映像」を見せながら、指導をしました。本校生徒指導主事からの訓話内容は以下のとおりです。

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 全校の皆さん、おはようございます。

 今日は、皆さんに命を守る交通安全について、とても大切な話をします。真剣に聴いてください。

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 まず、皆さんに見てほしい映像があります。

※ 静岡県警公式チャンネル「【ドラレコ映像】R2-4 横断歩道外横断(子供の飛び出し)のヒヤリハット」を流し、児童に見せました。

★クリック ➡ ドラレコ映像(静岡県警公式チャンネル)

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 この映像は、実際に起きた「子どもの飛び出し」の映像です。

 映像を見て、皆さんはどう感じましたか? このような事故は、私たちの身近でも起こり得ることです。

 今見てもらった映像では、横断歩道のない道路に突然飛び出した子どもが、車に衝突しそうになっていました。車が急ブレーキをかけ、ぎりぎりのところではねられずに済みました。

 もし、ブレーキを踏むのが少し遅れていたら……

 もし、この車がもう少しスピードを出していたら……

 考えるだけでゾッとしますね。一瞬の行動が、取り返しのつかない事故につながります。

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 命を守るために、絶対にやってはいけないことは「飛び出し」「左右の確認をせずに道路を横断すること」です。しかし、残念なことに、この最近、常盤小児童による飛び出しや道路での危険な行動等についての心配の声を、地域の方々が寄せてくださっています。今一度、「絶対に飛び出しをしない!」ということをしっかり頭に入れて行動してください。

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 併せて、命を守るために大切なことを4つお願いします。

➀ 登下校は一列に並んで歩く

② 自転車に乗るときはヘルメットを必ず着用する

③ 横断歩道は左右の確認をして渡る

④ 信号機は必ず守る

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 ここまで話したことをしっかり胸に刻み、「一つしかないかけがえのない命」を守る行動をとってください。

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 最後にもう一度、先ほどの飛び出し映像を見てください。

※ 再度、静岡県警公式チャンネルの「子供の飛び出しドラレコ映像」を流し、児童に見せました。

 以上で先生からの話を終わります。

【保護者の皆様へのお願い】

★ 下に、上記以外のヒヤリハット映像集のリンクをはっておきます。ぜひ、お子さんと一緒にご覧いただき、「かけがえのない命を守る行動の大切さ」「交通安全」について話し合っていただけますと大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。

★クリック ➡ その他の静岡県警公式チャンネルドラレコ映像

 

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嬉しかったエピソードー心不在焉 視而不見 聴而不聞…ー

2024年7月2日 11時48分

 先日、図書室で開催しました民話朗読イベント1・2年生と一緒に参加しておりましたら、こんな出来事がありました。

 5年生の男女数名が「校長先生!」と言って話し掛けてくれました。手には国語の教科書を持っています。

 女の子が「校長先生、国語の勉強でこれを習いました。」と、教科書の該当ページを開いて見せてくれました。そこには小学生にとっては難解そうな漢文が載っていました。

 どうやら5年生は、国語科の学習で古典(漢文)の勉強をしているようでした。自身が小学生の頃は古典の勉強をした記憶はありませんが、最近の小学校では、古典の初歩的な学習国語科のカリキュラムに位置付けています。

 子どもたちが紹介してくれたのは四つの掲載漢文の中の一つで、四書五経の中の「大学」にある有名な言葉でした。


焉(こころここ)に在らざれば

視(み)れども見えず

聴(き)けども聞こえず

食(く)らえども其(そ)の味を知らず

(「大学」)


 意味は次のような感じでしょうか…。


意識が他に向いて心が整っていないと

注意深く視ているようで、実は何も見えていない

注意深く聴いているようで、実は何も聞こえていない

味わいながら食べているようで、実は味がわかっていない


 5年生の子どもたちは、こんな意味のことを言ってくれました。

 「これって、校長先生が話してくれたことと同じだよね!」「人の話は耳と目と心で聴かなきゃいけないんだよね。」「ものごとは心で見なきゃいけないんだよね。」と。

 子どもたちの言葉を聴きながら、私は「うち(常盤)の子どもたちって、本当にすごいなあー!!」と驚き感動しました!! 難解な漢文を読み取り、意味を理解するだけでもなかなか大変なことなのに、この子ら国語科の学び自身の体験に重ね合わせて解釈を深め、本質的な理解にまで高めていると感じたからです。「生きる力=生きてはたらく力」とは正にこのことだと思いました。

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 国語科の授業で指導してくださった5年部の先生方の力も大きいと思います。TEAM常盤・5年部スタッフのみなさん!ありがとうございます!!

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 実際、昨年度から今年度にかけて、校長講話や、学校行事・集会等の話の中で、子どもたちには様々な話をしてきました。その中で、確かにこの漢文に通ずるような話もいくつかしてきました。

 例えば、「耳と目と心」で「聴く」ことの大切さ。

 昨年度の「2学期始業式」で話しました。下にリンクをはっておきますので、興味のある方はご覧ください。

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★クリック ➡ 「耳と目と心で聴くことの大切さ(令和5年度・2学期始業式にて)」

 例えば、「目と心で見る(=ホンモノの見る)」ことの大切さ&「気づき・考え・実行する」ことの大切さ。

 今年度の「青少年赤十字登録式」の終末辺りで話しました。こちらも下にリンクをはっておきますので、興味のある方はご覧ください。

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★クリック ➡ 「目と心で見る(=ホンモノの見る)&気づき・考え・実行することの大切さ(令和6年度・青少年赤十字登録式にて)」

 図書室でのやりとりに戻りますが、図書室で声を掛けてくれた5年生の男の子は、この漢文を淀みなく諳(そら)んじてくれました。☆彡 この漢文が、よほど彼の心に響いた(ささった)のだと思います。この時期の記憶は一生ものの記憶になるかもしれませんね…(*^^)v

 ちなみに、5年教科書には載っていませんでしたが、上の漢文には続きの一行があります。

此れを”身を脩(おさ)むるはその心を正すに在り”と謂(い)う

 意味は、「”我が身を修めるには、まず自分の心を正さなければいけない”というのはこういうことである」

 「心をこめる」「心を注ぐ」ということが大切なのですね…。

 改めまして、常盤っ子たち感性の豊かさ確かな記憶力柔軟な思考力、そして、無限の可能性を実感させてもらった出来事でした!!

00-2学期始業式講話⑦

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