少年自然の家①
2023年10月20日 08時46分少年自然の家1日目です。
欠席者もなく、全員そろって出発式を行いました。
楽しくてけじめのある3日間を過ごし、思い出をたくさん作ってもらいたいと思います。
少年自然の家1日目です。
欠席者もなく、全員そろって出発式を行いました。
楽しくてけじめのある3日間を過ごし、思い出をたくさん作ってもらいたいと思います。
本題に入る前に、驚きのエピソードを一つ!
昨日の午前中、お客様を見送るために前庭に出たところ、驚きの音が耳に飛び込んできました。
それは、「シャン シャン シャン」という音。一瞬耳を疑いましたが、それは紛れもなく「クマゼミの鳴き声」。「まさか10月の半ばに蝉の鳴き声?」と、お客様と共に首をかしげました。一瞬で真夏に引き戻された不思議な感覚を覚えました。
そして、さらに不思議な感覚に包まれましたのが、「蝉はどこ?」と楠を見上げてその姿を探しておりましたら、鼻先を「金木犀の香り」がかすめたときでした。「凛と澄んだ秋の静けさ」と「真夏のざわめき」が同居している、あまりの季節感のなさに唖然としました。と同時に、空恐ろしくもありました。
最近、日本から四季がなくなりつつあるという話をよく耳にします。専門家によりますと、日本から「秋」と「春」がなくなりつつあるとのこと。大げさかもしれませんが、地球の気候変動が危機的状況を迎えていることを肌で感じた出来事でした。
では本題に!
本日の朝会にて、全校児童に校長講話をさせてもらいました。
今回のテーマは「人間の根っこ」。ステージ奥のスクリーンにプレゼンテーション資料を映示しながら語り掛けました。
【講話内容】
2学期がスタートして48日が過ぎました。 暑かった夏が終わり、爽やかな風が吹く、心地よい季節になりました。
今日の講話では、みなさんに、ある詩を紹介したいと思います。 「相田みつを」という人が書いた短い詩です。 校長先生の好きな詩の一つです。
読んでみます。 耳と目で、しっかり聴いてください。
?が二つありますね。 この?には、両方、同じ言葉が入ります。 漢字一文字(ひともじ)の言葉です。 今日は、この?に入る言葉を、みなさんに、まずは考えてほしいと思います。
その前に、 この詩の意味が分かりにくいという人がいるかもしれませんので、少し説明します。桜の木を例にして説明します。
まず、1行目の「花を支える枝」です。 「花」は分かると思いますので、 「枝」について説明します。 「枝」というのは、
この絵のように、たくさんの「花」がついている、細い木の部分のことです。一本の木に、「枝」は何百本、何千本とあり、一輪一輪の「花」を、しっかりと支えています。
次に、2行目の「枝を支える幹」について説明します。「幹」というのは、この絵の真ん中の、
太い木の部分です。 「幹」は、何百、何千とある細い「枝」の一本一本を、しっかりと支えています。
最後は、3行目と4行目です。「幹を支える?」 「?はみえねんだなあ」 さて、「?」の中にはどんな言葉が入るのでしょうか? この太い「幹」を、目に見えないところで しっかり支えているのは何でしょう? 分かった人は、静かに手を挙げてみてください。ありがとう。静かに手を下ろしてください。
では、答えを言います。 「?」に入る言葉は………
「根」です。
見てのとおり、「根」は、目に見える地上の木と同じくらいの大きさに地中深く伸びています。 そして、地上の「花」や「枝」や「幹」をしっかり支えています。誰の目にも見えないところで、ひっそりと、そして、しっかりと!
最後に、この詩をとおして、校長先生がみなさんに伝えたかったことを話します。 耳と目と心でしっかり聴いてください。
人は、誰しも、誰かが見ているところでは頑張れるものです。しかし、大切なのは、誰も見ていないところで どれだけ頑張れるか…だと思うのです。地中深く、誰の目にも見えないところで、「花」や「枝」や「幹」を、ひっそりと、そして、しっかりと支えている「根」 校長先生は、常盤小学校のみなさんに、 この根っこのような人になってほしいと思っています。
そして、「人間の根っこ」を深ーく伸ばし、「自分色の花」を、立派に咲かせてほしいと思っています。
常盤小学校のみなさんなら、きっとできます。みなさんの頑張りに期待しています!
終わります。
本日、今治市教育委員会から指導主事さんをお招きして、「校内授業研究会」を実施しました。
観ていただいた授業は、1年国語科の授業で、「はたらくじどう車/『のりものカード』でしらせよう」の学習でした。
この単元では、前半部分の学習(5時間程度)で、「はたらく じどう車」という題名の説明文の読み取りを行います。説明文で紹介されている「じどう車」は「バス」「コンクリートミキサー車」「ショベルカー」「ポンプ車(消防車)」の4種類です。
そして、後半部分の学習(10時間程度)で、自分の好きな乗り物(車に限らず、船や飛行機等も含めて)を選んで、友達に紹介したり、「のりものカード」にまとめたりする活動を行います。
ところで、本校ブログをいつもご覧くださっている皆様はご存じのように、上記の1年生の学習を応援するかのように、常盤小学校では、この最近、普段はじっくりと見ることのできない「じどう車」が連続して運動場に来てくれました。
★ 詳細は下の文字をクリック!
この奇跡的なチャンスを生かして、1年生常盤っ子たちは、2種類の「じどう車」を、身近に観察することができました!!きっと、この体験が、本単元の学習に生かされたことと思います。
さて、本題に!
今日の授業のテーマは「すきなのりもののやくわりを ともだちにしょうかいしよう!」でした。主な学習活動や学習の流れは、次のような感じでした。写真と共にご覧ください。
学習活動①「学習計画を確認する」
学習活動②「先生の好きな乗り物についての話を聴く」
担任(授業者)のM先生は、「飛行機大好きガール」で、プライベートでも飛行機追っかけ的な時間を楽しんでいるほどですので、目をキラキラ輝かせて「推しの飛行機」を子どもたちに紹介していました。(笑)
子どもたちは、先生の話に引き込まれ、前のめりになって聴いていました。説明後は、先生への質問が飛び交っていました。
学習活動③「友達に、自分の好きな乗り物を紹介する」(ペア学習①→ペア学習②)
ペア学習①では、隣の席の児童同士でペアをつくって、互いの好きな「乗り物」を紹介し合っていました。子どもたちは、自作の絵を見せ合いながら、好きなポイントを伝え合っていました。ペア学習②では、前後の席の児童同士でペアをつくっていました。
授業者からは、「話合いのきまり(3ポイント)」や「シール(いいね!/もっとしりたい!)をはること」についての説明がありました。
授業者が用意した、話合いの際に活用できる「ヒントカード【しつもん/かんそう】」を効果的に使っているペアもありました。
学習活動④「学級のみんなに、自分の好きな乗り物を紹介する」
ペア学習での話合いを経て、学級全員に自分の好きな乗り物を紹介したい児童が自ら挙手(希望)してみんなの前に立ち、発表していました。
電子黒板に映示された自作の絵を見せながら、大好きポイントについて紹介することができていました。発表後は、質疑応答や感想発表の場面もありました。
学習活動⑤「今日の学習を振り返る」
ファイルに綴じた振り返りカードに、この時間の学習を振り返っての自己評価(2観点)と感想を、子どもたちは書き込んでいました。
1ねんせいのみなさん!きょうは、いまばりしきょういくいいんかいのおきゃくさまや、がっこうじゅうのせんせいたちがあつまったなかで、よくがんばりましたね! きっと、どきどきしたこととおもいます。おつかれさまでした! \(^O^)/
爽やかな秋風が吹く、心地よい日となっています。見上げますと、秋晴れの空が広がっています。
愛媛県企画・開設の「歌い継ごう日本の歌」開催事業を、本日、常盤小学校屋内運動場を会場にして実施しました。本校の音楽主任が連絡・調整等をし、6年児童を対象に、音楽界の専門家をお招きして、以下のような流れで実施しました。
1 講師の紹介
本日来校くださったのは、国廣建太先生(声楽家/バリトン)、山本麻衣先生(伴奏者/ピアノ)、渡部響子先生(アシスタント/ピアノ)の3名です。(※渡部先生は、常盤小コーラス部の指導にも来てくださっています。)
先生方のステキな衣装や威風堂々たる風格・雰囲気に、常盤っ子たちは、当初は圧倒されている様子で、かなり緊張しているようでした。
先生方の紹介を兼ね、好きな食べ物などのインタビューも交えながら、常盤っ子たちの緊張をほぐしていきました。講師の先生方は、どなたも気さくで親しみやすい方ばかりでしたので、短時間で子どもたちの緊張はほぐれ、和やかな雰囲気になりました。
和やかな雰囲気になったところで、メインのプログラムに入っていきました。流れは以下の通りです。
2 わらべ歌遊び「十五夜さんの餅つき」
※ 講師の先生方と、手合わせ遊びを楽しむ。
3 「日本の歌」ミニコンサート
4 6年生の合唱発表「ふるさと」
5 歌唱指導(「ふるさと」の発声法や歌唱表現)
6 講師の先生方に質問しよう
7 お楽しみコーナー
※ 講師の先生の得意な曲をご披露いただく。
8 全体合唱(「Believe」)とお礼の言葉
時間が経つにつれて、子どもたちの表情が和らぎ、笑顔があちこちに見られるようになりました。会場に響きわたる「ほんもの」の歌声やピアノの音色に、常盤っ子たちは魅了されている様子でした。
本日の事業を通して、改めて「ほんもの」の「美しさ」や「圧倒的パワー」に感動しました。講師の先生方、貴重なひとときをありがとうございました。心より感謝申し上げます。
5年生は、今週末10/20(金)~22(日)に、2泊3日で大三島少年自然の家宿泊体験活動に出かけます。休日の土曜日・日曜日に活動しますので、2日分の繰り替え休業日を設定します。そのうちの1日分を本日とっているため、5年生の常盤っ子たちは、今日は休日となっています。
先ほど、間違って登校している5年生がいないか5年フロアに足を運んでみました。ご覧のように、三つの教室には誰もおらず、5年フロアはシーンと静まり返っていました。
5年生のみなさん!土・日・月と2週連続の3連休ですね!!ゆったり&有意義に過ごせてますか? くれぐれも事故に遭ったりけがをしたりすることがないよう、安全・安心な時間の過ごし方をしてくださいね。(^O^)/
5年フロアを歩いておりましたら、上の階から楽しそうな声……しかも英語の会話が聞こえてきましたので、上がってみました。
4年生が外国語の授業を受けていました。
授業のテーマは「好きな文房具を友達と伝え合う」でした。切り抜いた「文房具の絵カード」を手元に準備し、隣の席の友達と質問し合って「好きな文房具セット(6点セレクト)」を完成させるという活動でした。
「文房具の絵カード」には、「pen」「pencil」「sharpener」「eraser」「notebook」「marker」「magnet」「ruler」「calendar」「glue stick」などがありました。
一つ一つの英単語の発音練習をした上で、「Do you like 〇〇?」「Yes」 or「 No」の基本会話で、互いの「好きな文房具セット(6点)」を完成させていきます。(互いの外国語テキストを交換し合い、相手の好きな文房具カードを、相手のテキストに貼り付けていく活動です。)
大変楽しい雰囲気で、外国語の学習に取り組んでいました。日常会話の中でも、英語で文房具を表現できるといいですね!
秋晴れの青空が広がっています。室内や日かげにおりますと、涼しい……を通り越して寒さすら感じることもありますが、日なたにおりますと、暑さを感じます。着るものに苦労する悩ましいシーズンですね。
さて、本日、2年部スタッフが中心となって関係機関・企業様と連携し、「バスの乗り方教室」を開催しました。今治市地域公共交通活性化協議会、今治市役所地域振興課、瀬戸内運輸株式会社の皆様方が全面的にバックアップしてくださって、実現した教室です。
主な講座内容は「バスの仕組み」「バス停の話(行く先や時刻表の見方)」「バスとバリアフリーの話」「車外インターフォンの使い方」「バスの車外ディスプレー表示(行先)の見方」「整理券の話」「料金表の見方」「料金の支払い方」「降車ブザーの使い方」「優先座席の話」「車いす乗降デモンストレーション」など、2年生の子どもたちでも、本教室受講後は一人で路線バスに乗ることが可能だと思えるほど丁寧で分かりやすい内容で、そのすばらしいプログラム(カリキュラム)と説明してくださったスタッフの皆様の話術に感動しました。
自身が一番驚き、感心したのは「車外インターフォン」機能でした。普段、路線バスを利用されている皆様にとっては「常識」の機能だと思いますが、私は全く知りませんでした。(私だけでなく、本校の2年部スタッフも「えっ?そんな便利な機能があったの!?」と驚いていました。)
上の写真を見ていただきますと分かりますように、入口横に円い形の防水インターフォン(マイク)があります。こちらに話しかけますと、運転手さんにつながり、会話をすることができます。説明スタッフさんと運転手さんが、デモンストレーション(「運転手さん!このバスはイオンモールに行きますか?」「はい、行きますよ!」「ありがとうございます!」)をしてくださいましたが、運転手さんからの声(返答)は、車外スピーカーから大きな音量で流れるシステムになっており、鮮明に聴きとることができました。
このシステムを使えば、子どもたちでも安心して乗車し、目的地に向かうことができると思います。
ひととおりの説明や質疑応答(子どもたちからは、多様で的を射た数々の質問がありました。その一つ一つに大変丁寧に答えてくださっていました。中には、「運転手さんがトイレに行きたくなったときはどうするのですか?」などの質問(素朴な疑問・心配)もあり、大変盛り上がっていました。 笑)が終わった後は、いよいよ「実技」です!
子どもたちは本物の10円玉を貸していただき、手に握りしめてバスに乗車しました。整理券をとり、座席に座り、車内の設備や機能等に関する説明にしばし耳を傾けていました。
そして、出発進行!!
2年生を乗せたバスは、実際に常盤小運動場をぐるりと走って回ってくれました。子どもたちは大喜びでした。もしかすると、生まれて初めて路線バス(貸切バスでなく)に乗った児童がいたかもしれません。
2年生のみなさん!今日は、楽しくためになる体験をさせていただいて、良かったですね! 生活の中で路線バスを利用する機会があったときには、ぜひ今日の経験を生かしてください。
「バスの乗り方教室」をコーディネートしてくださいました今治市役所地域振興課の皆様、子どもたちへの分かりやすい説明や貴重な体験をさせてくださいました瀬戸内運輸株式会社の皆様、本日はありがとうございました。心より感謝申し上げます。
本日、今治市教育委員会より「新事業立ち上げ」の周知依頼がありました。
常盤小HPをご覧くださっている皆様もご存じのように、日本の学校現場の労働環境問題や各種課題の多様化等により、学校現場で働いてくださる人材が不足傾向にあるという厳しい状況が続いています。これは、愛媛県におきましても同様で、産休・育休代員さんの確保すら難しいという厳しい状況です。
そうした中、人材の掘り起こしの新たな試みとして、「令和5年度 ペーパーティーチャー研修会/愛媛県教育委員会義務教育課・教職員係」を11月11日(土)に開催することが決まったとのことです。
ちなみに、「ペーパーティーチャー」というのは、「教員免許状を保有しているが、教職に就いていない方・相当期間教職から離れている方」「講師(非常勤講師)や、学校現場で勤務することに興味を持たれている方」です。
つきましては、本件につきまして、広く周知してほしいとの依頼が今治市教育委員会を通じて、愛媛県教育委員会よりありましたので、お知らせいたします。詳細につきましては、下に「愛媛県教育委員会・東予教育事務所HP」へのリンクをはっておきますので、そちらでご確認ください。
★クリック➡ 愛媛県教育委員会・東予教育事務所
資格をお持ちで学校勤務に興味を持たれている皆様方におかれましては、前向きにご検討いただけますとありがたいです。よろしくお願いいたします。
タイトルの記録会…正式名称はさらに長く…
「第59回愛媛県小学校陸上運動通信記録会【今治・越智大会」並びに第19回今治・越智小学校陸上運動記録会」です。昨日、秋晴れの絶好のコンディションの下、宮窪石文化運動公園にて開催されました。
水泳記録会の際も紹介させていただきましたが、記録会名の中の「今治・越智」というのは、合併前は「今治市・越智郡」で、現在は「今治市・越智郡上島町」ということになります。本日の記録会には、旧越智郡・島しょ部(大三島・伯方島・大島)や現越智郡・上島町の小学校からも多数の児童の参加がありました。
ちなみに、自身は島しょ部の生まれですが、自身が子どもの頃は、「越智郡の記録会(通称:郡大会)」は上浦中学校(現大三島中学校)の広ーいグラウンドで開催されていました。合併により、単独開催形式の郡大会がなくなって19年が経ったということですね。
一方、「通信記録会」というのは、愛媛県下各地の会場で開催される小学校陸上運動記録会の記録を、愛媛県小学校体育連盟が一括集計・整理し、記録順に並べ替えて順位をつけるシステムのことです。これは、夏の水泳記録会と同様です。
さて、本日の記録会に常盤小学校陸上部の代表選手も参加しました。8月下旬にスタートした練習から1か月余り、その期間に身に付けた力を、大観衆の前で存分に発揮してくれました。常盤小の選手たちは、全種目にエントリーし、自己ベスト記録の更新にチャレンジしました。
エントリー種目は以下のとおりです。
【トラック】
➀女子100m/②男子100m/③女子60m/④男子60m/⑤女子60mハードル/⑥男子60mハードル/⑦女子400mリレー(100m✖4人)/⑧男子400mリレー(100m✖4人)
【フィールド】
①女子走り幅跳び/②男子走り幅跳び/③女子ソフトボール投げ/④男子ソフトボール投げ/⑤女子走り高跳び/⑥男子走り高跳び
常盤小児童に加えまして、他校のお子さんのプライバシーや肖像権(※みだりに自己の容貌や姿態を撮影されたり、撮影された肖像写真を公表されない権利)への配慮が必要であるため、上のような写真しかHPにはアップできないことをご理解ください。
常盤小陸上部の代表選手たちは、ひたむきに自己ベスト記録の更新に挑んでいました。トラックやフィールドでエントリー種目の自己ベスト記録更新を目指して懸命に頑張る姿にも感動しましたが、全力で頑張る仲間(他校の仲間も含めて)を、一生懸命応援してくれていた常盤っ子たちの姿にも感動しました。
常盤小陸上部のみなさん、そして、これまで陸上部児童の指導に当たってくれたTEAM常盤スタッフのみなさん、感動をありがとうございました。これまでの練習や記録会で感じ・考えたこと、学んだこと、身に付けたこと等々を、今後の生活にもしっかり生かしてくださいね!! お疲れさまでした。
なお、11月中旬に開催されます愛媛県陸上運動記録会には、常盤小学校から2名の選手が参加します。参加する選手のみなさん、もうしばらく練習が続きますが、自己ベスト記録の更新を目指して引き続きがんばってくださいね!!
秋晴れの爽やかな朝を迎えています。3連休中は雨模様の寒い日が続きましたが、今日は、比較的暖かな日となっています。
さて、先週のブログにてお伝えしておりましたように、今週から全学年・全学級で、本格的にプログラミング学習がスタートしました。職員室前の廊下にいたペッパー君が、自分たちの教室に来てくれるということで、子どもたちは大喜びです。
2年生の教室に足を運んでみました。
まずは、学級担任スタッフが、タブレット端末と電子黒板を使って、この時間に行うプログラミング学習の概要について、子どもたちに説明していました。すぐにでも始めたい子どもたちはウズウズしながらも、姿勢を正して先生の説明にしっかり耳を傾けていました。
この時間に、ペッパー君に依頼(指示)できるコマンド(指示内容)は、「頭や両腕を使ったジェスチャー」や「会話」などがあります。子どもたちは、タブレット画面の左側にある様々なコマンドから、興味のある(面白そうだなと思った)コマンドをセレクトし、ドラッグ&ドロップしながら自作プログラミングをしていきます。自身が組んだプログラムは、タブレット画面右のペッパー君映像で確認することができますので、何度も確認しながら、プログラミングを楽しんでいる様子でした。
担任スタッフとICT支援員さんのTTで授業を行っていますので、疑問点や困ったことがあれば、すぐに先生たちがアドバイスしてくれます。
中には、友達同士でアイデアを交換し合ったり教え合ったりしている子どもたちもいました。
授業の後半には、ペッパー君とのじゃんけん対戦を楽しんでいました。担任スタッフからは、「じゃんけんは、ペッパー君の意思でやっているのではなく、事前に入力したプログラムにしたがって、ペッパー君が動いたり、声を出したり、胸の画面に画像を映し出したりしているんだよ。」との説明がありました。説明の際は、じゃんけんのプログラム(コマンドの具体)も子どもたちに見せていましたので、子どもたちは「へー!」「すごい!」等の納得の反応をしていました。
ペッパー君と学ぶ「プログラミング学習」を通して、常盤っ子たちに「課題の解決策を論理的に考える力(論理的思考力)」がしっかり育つことを願うばかりです。
昨年度末から今年度初めに常盤小に滞在していた「ロボットPepper(ペッパー君)」が、今治市内他校を巡った後、今秋再び、常盤小学校に戻ってきてくれました。常盤っ子たちは、久しぶりに再会したペッパー君に大喜びです。
このペッパー君につきましては、本ブログで何回か紹介してきました。WBCで大活躍したラーズ・ヌートバー選手の「歓喜パフォーマンス」が「Pepper mill」だったことと関連させて「ペッパー君の記事」をアップしたこともありました。【4/25のブログ】 懐かしいーーーー!!
さて、ペッパー君が今治市内の学校を巡回している主目的は、実は「ペッパー君を活用したプログラミング学習」にあります。
ブログをご覧くださっている方の中には「そもそもプログラミングって何?」と思われている方が少なくないと思いますので、少し説明をします。ただし、以下の説明は、教育現場の方以外にも分かりやすいよう「ロボットを活用したプログラミング」に限定しての説明をさせていただきます。
プログラミングとは、簡単に表現すると「機械にしてほしいことをできるだけ簡潔に依頼(指示)すること」です。人間同士が依頼する場合は、主に母国語(日本語や英語、ドイツ語、ハングル語など)の単語や文法を使って、文脈を考えながら伝えます。機械も同じで、機械語を使って伝達します。この機械語を人間にも分かる形にしたものが「プログラミング言語」です。そして、このプログラミング言語を使って、機械への依頼(指示)を書いたものが「プログラム」で、このプログラムを作ることを「プログラミング」といいます。
プログラミングでは、その依頼(指示)の仕方一つで、自分がしてほしい動き等を機械がスムーズにしてくれる場合もあれば、その逆もあります。といいますか、うまくいかない場合の方が圧倒的に多いと思います。その「うまくいかないことを、うまくいくようにするにはどう修正すればよいのか?」を考え、繰り返し試行錯誤を積み重ねることに、プログラミング学習の意義があるわけです。その試行錯誤の過程の中で、「課題の解決策を論理的に考える力(論理的思考力)」を、子どもたちに身に付けてもらいたいと私たちは考えています。
上記のような思い・願いや目的を、確実に具現化するためには、TEAM常盤スタッフの「ペッパー君を活用したプログラミング学習」における指導知識や指導スキルの習得・習熟が必要不可欠です。そこで、今週の水曜日【10/4】に、「プログラミング実技研修会」を開き、知識アップ&スキルアップを図りました。
メイン講師は、ICTに堪能な本校の若手スタッフがやってくれました。また、アドバイザーとして今治市が配置してくれているICT支援員のIさんも参加し、懇切丁寧にバックアップしてくれました。Iさん、ありがとうございました!
ペッパー君に依頼(指示)するためのプログラミングは、今治市から子どもたち&教員全員に貸与されているタブレット端末を使って行います。各タブレットで作成したプログラムをペッパー君に送信することで、ペッパー君に動いてもらいます。極論すると、全校児童一人一人のプログラムをペッパー君に送信して、数百通りの動きをペッパー君にしてもらうことも可能ということになります。(※ただし、ペッパー君の受信・記憶キャパには、おそらく限りがあると思われますので、全校児童分は難しいかもしれません。)
ちなみに、ペッパー君ができること(ペッパー君に依頼(指示)できること)の主なものには、次のようなものがあります。
①人との会話/②人を発見してその動きを顔で追う/③外国語での会話/④声の大きさや高さを変える/⑤ジェスチャーをする(頭・首・両腕を使ったラジオ体操なども)/⑥ホイールを使って移動・回転する/⑦ロボアプリを使って遊ぶ/⑧胸のディスプレイに動画や画像や文字を映す/⑨タッチセンサを使って動きをコントロールする
本校スタッフは、上記のような様々な動き等のプログラミング法について、熱心に学習していました。時間に限りがありましたので、全ての機能等の研修をすることはできませんでしたが、来週から本格的に始まる「ペッパー君を活用したプログラミング学習」に向けてのウォーミングアップができた様子でした。
実際の授業(プログラミング学習)の様子も後日お知らせしたいと思っています。
【余談……校長の独り言】
本ブログで紹介しました「プログラミング教育」もそうですが、めまぐるしいスピードで発展・変化していく社会情勢の中で、学校現場の教員たちは、次々と「教えるべきこと」「すべきこと」が増え続けています。「スクラップ&ビルド」という言葉がありますが、学校現場は「スクラップ(つぶす・なくする・減らす)業務」はほとんどなく、「ビルド(新たに加える・増やす・求められる)業務」が増える一方というのが実情で、正に「ビルド&ビルド」の様相です。
本校のスタッフを見ておりますと、そうした厳しい状況下にありながらも、次々に湧き出てくる様々な求めや期待になんとか応えようと、心身を削りながら献身的に頑張ってくれています。校長として、「スクラップ」が思うに任せない現状を、本当に申し訳なく思っていますし、そうした中で、懸命に頑張ってくれているスタッフには感謝しかありません。
ブログをご覧くださっている皆様にも、そうした実情を少しだけ知っておいていただきたいと思い、独りごちました。
★ ちなみに下の資料は、今から約6年前に文科省が打ち出している働き方改革緊急提言の概要です。しかし、現場最前線目線では、その後、改善・解決されたものはほとんどないというのが、正直な感想です。下の赤タイトルをクリックしてください。当該サイトにとびます。