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R5 朝の「読み聞かせ」がスタートしました!!

2023年5月10日 08時45分

 4/24のブログ「R5年度すずかけ日記」クリックするととびます)で紹介しました「図書室支援ボランティア(以下、図書ボランティアと表現)」さん方による「令和5年度 第1回読み聞かせ」が本日ありました。子どもたちと同じく、私自身も心待ちにしていた瞬間でした。

 4/24のブログでもお伝えしましたが、自身が学級担任をさせていただいていた頃、読み聞かせの時間は、本の世界にゆったりとひたれた貴重な時間で、私にとっては「癒しの時間」でした。

 昨日のブログで紹介しましたように、本校では朝の時間帯(7:55~8:05)「計算」「国語」「学習タイム」として設定しているとともに、「読書タイム」としても活用しています。この時間を子どもたちは、すごく楽しみにしています。

 本日の読み聞かせは、1・2・3・6年生の各1クラスで実施してくださいました。4名の図書ボランティアさんが、朝のお忙しい時間帯に、子どもたちやTEAM常盤スタッフのために来校くださり、それぞれの方がセレクトしてくださった本を読み聞かせてくださいました。

 本日読んでくださった絵本は「1年:いいからいいから」「2年:ともだちや」「3年:たかこ」「6年:きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ」でした。各図書ボランティアさんの思い入れの詰まった絵本ばかりです。子どもたちは、そうした図書ボランティアさん方の「思い・願い」をしっかり受け止め、ゆったりと本の世界にひたっていたように見えました。

 

 

 

 

 

 

 下の写真は、職員室横廊下に置かれている引き出し棚です。

 この中に「読み聞かせ日誌」と「図書室日誌」の引き出しがあり、その中には、下のようなファイルが入っています。

 

 上の各学年用「読み聞かせ 連絡ノート」には、図書ボランティアさんから学級担任へのメッセージ(読み聞かせる絵本に関する情報等)や、学級担任から図書ボランティアさんへのメッセージを書き込む欄があり、両者が意思の疎通を図りながら子どもたちへの読み聞かせをするシステムが確立しています。学級の子どもたちの実情にマッチした絵本をセレクトする上で役立っているようです。(場合によっては、読もうと考えていた本を別のものにチェンジすようなケースもあるそうです。)

 図書ボランティアのみなさん!! 子どもたちのことをいろいろな視点から見守り、ご配慮くださって本当にありがとうございます。

 

 図書ボランティアのみなさん、本日は「癒しのひととき」をありがとうございました。今後も引き続きよろしくお願いいたします。

 

常盤っ子の「朝の活動」の様子

2023年5月9日 09時03分

 おはようございます。今朝は透き通るようにキレイな青空が広がっています。気分爽快です!!

 さて、本校では、毎週火曜日の朝の時間帯(7:55~8:05の10分間)を、「計算」タイムと位置付けてドリル的な算数学習を年間を通して行っています。常盤っ子たちがどんな様子で取り組んでいるか、ちょっとウォッチングしてきました。

 まずは3年生! 今朝の計算タイムでは、「わり算」にチャレンジしていました。最初に算数・学習帳(通称「算学」)の指定されたページの問題にチャレンジ!!解き終わった子どもたちは、先生のところに行き、〇付けをしてもらっていました。

 

 

 次に、「算学」が終わった子どもたちから、タブレットを使った自由学習「タブレット・ドリル」にチャレンジしていました。3年・算数科領域の中の「わり算」に関係する多様な問題の中から、自分の好み・レベルに応じた問題を選択して、自主的に子どもたちは取り組んでいました。タブレット・ドリルの利点は、「①各自の進度・レベル・興味関心に応じて問題を選べること。②答え合わせを、タブレットがすぐにしてくれること。③誤答に基づいて、関連問題が示されたり、問題を解く際のヒントや解説のページがあること。④過去の学習履歴がタブレット内に蓄積され、自身の学びの足跡(正答・誤答、得意or苦手分野等)を自分で確認できること。」等です。

 となりの2年生の教室もウォッチングしてみましたが、やはりタブレット・ドリルに取り組んでいました。今朝の学習テーマは「時こくと時間」で、各自のペースで、自身の進度や興味関心、レベル等に応じて、自主的かつ自由にドリル学習に取り組んでいました。子どもたちは、これまでの学習経験の積み重ねがしっかりあり、先生の指示や助け等なしで主体的かつ意欲的に取り組むことができていて感心しました。正に「継続は力なり!」ですね。先生方!積み重ねの指導をありがとうございます。引き続き、よろしくお願いします。 

 一方、さらにとなりのクラスに移動してみますと、こちらでは、タブレットではなく電子黒板を効果的に活用しながら、授業形式での「時こくと時計」の学習に取り組んでいました。

 時計模型も活用して、子どもたちの視覚に訴えながらの丁寧な指導をしてくれていました。

 私自身は、2年生のときにこの「時計」の読み方がよく分からず(10:46等のように、長針が微妙な位置にある場合、それが10時台なのか11時台なのかよく分からず、大混乱していたのを今も鮮明に覚えています。笑)、何度も母親に叱られ、泣きながら覚えました…苦い記憶です。

 今の子どもたちは、アナログの時計よりもデジタルの時計を見たり使ったりすることの方が多くなってきているのでしょうか…。スマートウォッチの時代ですからねえ…。

 いずれにしても、2年生の子どもたちが、私のような苦い経験をすることなく、楽しみながら「時間」や「時計」の学習をしてくれることを願うばかりです。

 

 計算タイム終了後は、朝の会を楽しく行っていました。電子黒板に映るジェスチャー付き「茶摘み」の歌を視聴しながら、「今月の歌」をジェスチャー付きで楽しく歌っていました。

 

  今日1日が、常盤っ子たちにとって、

楽しい1日になりますよーーーーーーーーーに!!

5連休明けの月曜日です! その2

2023年5月8日 15時30分

 午前中にお届けしていたブログの続編(その2)です。

 1年生の生活科の授業の様子の続きをお伝えします! 

 小袋①②は、本日の授業では使いませんので、なくさないように先生に預けました。

 種まきは今週末の金曜日に予定しているようで、そのときには小袋①の「あさがおのごはん」(笑)を、各自のアサガオの鉢(土)の中に投入するのだと思います。小袋②の「あさがおのごはん」をあげるのは、当分先になるかな…。

 続いて、本日の授業のメインの活動である「アサガオの種の観察」に移りました。観察の観点(ポイント)は、先生から提示されており、それに沿って、まずは全体で意見交換をしていました。子どもたちから出てきた意見を、ほぼそのままお伝えしてみます!

① おおきさ

「1センチくらい。」「3センチくらい。」「おこめくらいのおおきさ。」「こいし(小石)くらい。」

② かたち

「すいかみたいなかたち。」「みかんのかたち。」

③ いろ

「くろ!」「ねずみいろ。」「チョコレートいろ。」「ちゃいろ。」「まんなかはちゃいろで、まわりがくろ。」「ぜんぶまっくろ。」

④ みつけたよ!

「なんか、なっとう(納豆)みたいなかたち。」(先生→「お豆みたいな形っていうことかな?」)→「ううん!(NO!という意味)なっとう!!」(先生→「じゃあ〇〇さんの観察カードには「なっとう」って書いておいてね。」)/「(形が)さんかくみたい。」

⑤ おてがみ(※「アサガオの種さん」へのお手紙という意味。カワイイ!!笑)

「たねさん、がんばっておおきくなってね!」「おおきくそだってね。」「ぐんぐんおおきくなってね!」「すくすくそだってね!」(先生→うわー!すくすくっていう言い方を知ってるんだねー!!)

 

 

 子どもたちの発表を聴いておりますと、どの子も「アサガオの種」への感情移入(思い入れ)が感じられ、その「期待感」「わくわく感」「どきどき感」「やさしさ」心がホッコリしました。

 意見交換の後は、各自に配付された「観察カード」に、自身で観察して気付いたこと見つけたこと考えたこと等を一生懸命記録していました。

 あっという間の45分間でした。

 1年生のみなさん!金曜日の「アサガオの種まき」が楽しみですねー!!!! ぐんぐん&すくすく育つといいね!!!!!!

 

5連休明けの月曜日です!

2023年5月8日 12時00分

 3年ぶりに様々な制限自粛が解除された、解放的なゴールデンウィークとなりました。

 ブログをご覧くださっている皆様の中には、ご家族と共に遠出されたり旅行に出かけられたりして、5連休を満喫された方が多いのではないかと拝察いたします。

 その一方で、心待ちにしていたゴールデンウィークが終わり、モチベーションがやや下がり気味の方も少なくないのではないでしょうか?わたしたち大人がそうなのですから、子どもたちはなおさらといった状態だと思います。早く連休モードから抜け出し、通常生活のリズムが整うことを願うばかりです。

 さて、怒涛の如く過ぎ去っていった4月…。日々の忙しさに追われて校庭の変化に気付かずに過ごしてきました。本日、久しぶりに、中庭の常盤小シンボルツリー「スズカケノキ」をゆったりと眺めておりましたら、1か月弱の間の変化(生長)に「はっ!!」としました!! 下の写真をご覧ください。下のスズカケノキは、2023.4.12に撮影したものです。きれいに選定された幹・枝には、ほとんど葉がついていませんでした。

 ところが、本日(2023.5.8)のスズカケノキは、下の写真のように変化(生長)していて、ビックリしました。

 ご覧のように、約1か月前には、ほとんど葉のなかったスズカケノキに、青々とした葉が繁り始めています。人間が気付かないうちに、野山の植物・生物は着実にそのを膨らませ、輝かせているのですね…。 そうした変化(生長)に目をとめ、愛でる余裕のなかった自身を恥じるとともに、さり気なく、つつましく、着実に命を育み続けている自然に心動かされました。

 

 連休明けの1年生の様子が気にかかり、本館2階の1年生教室に足を運んでみました。

 階段を上がると、1年生の常盤っ子たちが体操服に着替えて廊下に整列していました。これから体育科の授業に向かうらしく、担任の先生の指示を静かに聴いていました。私に気付くと、チョコンと頭を下げながら「おはようございます!」と、満面の笑みで声掛けをしてくれました。なんて、かわいいのでしょう!! その後は、一言もおしゃべり等することなく、整然と並んで屋内運動場に移動していきました。

  子どもたちがいなくなった教室を窓越しにのぞいてみましたら、ご覧のように、脱いだ服をきちんとたたんで机上においていました。なんて、すばらしい!! 

 

  となりのクラスでは、生活科の授業をしていました。授業のテーマは「あさがおのたねのかんさつをしよう!」でした。

 生活科の体験学習(栽培・観察活動)で育てるアサガオ(種)との初対面の瞬間に立ち会うことができました。担任の先生から配られた「アサガオの種」の袋を大事そうに受け取り、目を輝かせながら袋を”なでなで”していた子もいました。

 先生から、袋を開ける前の注意事項を聴いていた子どもたちですが、袋の中身が気になって気になって…。(笑)

  開封してみますと、3種類の小袋が入っていました。小袋①は「つちにまくひりょう」、小袋②は「ほんばがでたらまくひりょう」、小袋③は「あさがおのたね」でした。こどもたちは、①②の「ひりょう」のことを「あさがおのごはん」と表現していました。聞きながら、「なるほど…うまいこと言うなあ…。」と、感心してしまいました。

 

 ここまで打ったところで、お昼になりましたので、いったんアップして、給食の検食をさせてもらいます。

 続きは、後ほどお届けしますね!!

 

安全で楽しい5連休にするための大切なお願い

2023年5月2日 10時00分

 ブログをご覧くださっている皆様、こんにちは!!

 明日からゴールデンウィーク本番となる「5連休」がスタートします。コロナ禍の中、ずっと控えてきた遠出や旅行(中には海外旅行等を計画されているご家庭もあるかもしれませんね。)をされるご家庭もあろうかと思います。

 さて、そうした中、子どもたちには下の「令和5年度 校外生活のこころえ【常盤小学校】」を配付し、安全で楽しいゴールデンウィークになりますよう、各学級担任から説明や指導をさせてもらっています。(※先週から継続的に指導しておりますとともに、全校児童を集めて生徒指導主事から全体指導もさせてもらいました。)

 例年以上に慎重かつ丁寧に、また、繰り返し指導をしておりますのは、子どもたちのことが「すごく心配」だからです。といいますのも、HP最上段の「大切なお知らせコーナー」にも掲載していますように、コロナが鎮静化しつつある中、5類に移行されるという法的措置も手伝って、世間全般に「緊張感のゆるみ→気のゆるみ」が感じられるからです。緊張がほぐれるというのは大変喜ばしいことではありますが、その一方で、これが「気のゆるみ」につながり、子どもたちが「事故やトラブル」に巻き込まれることがとても懸念されます。

 併せまして、この3年間の自粛生活によりまして、子どもたちの体力低下や運動不足、屋外遊びの不慣れさ等々を、TEAM常盤スタッフ一同、痛切に実感しているところであります。昨日の遠足でも、こまめな水部補給をしたはずですのに、熱中症気味のお子さんが少なからず見られました。幸い大事には至りませんでしたが、ご家族の皆様がお考えになっている以上にお子さんの体力等は低下しています。くれぐれも連休中のお子さんの見守りやタイムリーな言葉掛け・指導等をよろしくお願いいたします。

 特に、下の資料の朱書き部分をご確認いただき、ポイントを押さえたご対応をよろしくお願いできたらと思います。常盤っ子にとりまして、また、ご家族の皆様地域の皆様にとりまして、この5連休が「安全・安心かつ楽しい5連休」となりますことを、心より祈念しております。

 

 

遠足情報 その3【遠足アルバム2⃣】

2023年5月1日 12時00分

 2・5年生は「日吉公園&旧日吉小学校グラウンド」、3年生は「御厩公園」にて楽しく過ごしています!! 天気が良すぎて、熱中症は大丈夫かな? しっかり水分補給してね!!

遠足アルバム 2⃣

2・5年生は、一緒に仲良く活動しています!

5年生プレゼンツ「田んぼ鬼」

 

2年生プレゼンツ「猛獣狩り 遠足バージョン」

 

 

 5年生プレゼンツ「だるまさんが転んだ」

 

5年生プレゼンツ「王様ドッジボール」

 

 

 3年生常盤っ子たちは、クラスや男女関係なく、とても仲良く遊んでいます!ワニも作って、自然に親しんでいます。順番・ルールを守りながら、節度も保って過ごせています。

 一定の間隔を保ってお弁当!!「おいしい!」「〇〇を入れてくれてる!!」等々つぶやきながらおいしそうにモグモグしています。 

 

常盤っ子のみなさん!! いっぱい楽しんできてねー!!! 

遠足情報 その2【遠足アルバム1⃣】

2023年5月1日 11時30分

 各学年部の引率スタッフから、目的地到着の連絡や目的地での子どもたちの様子に関する情報が続々と入ってきましたのでお伝えします。

 1年生は「片山児童公園」、4年生は「辰の口公園」で、楽しく過ごしています。

 では、その様子を写真にてご覧ください!!

遠足アルバム1⃣

 

到着直後の現場での様子です!

 

日高小学校の1年生と一緒に

楽しく遊びました。

遠足情報 その1

2023年5月1日 09時00分

 爽やかな青空が広がる好天に恵まれました。常盤っ子たちは大喜びです!!

 9時前に1~5年生の常盤っ子たちが、元気に遠足に出発しました。どの子も満面の笑みを浮かべてテンションMAXでした!! ちなみに、6年生常盤っ子たちは、今月末に修学旅行(1泊2日)に行きますので、本日は学校にてお勉強です。

 

 出発前には、中庭や運動場で、引率スタッフからの注意事項頑張ってほしいこと等のお話にしっかり耳を傾けていました。TEAM常盤スタッフが職員朝礼にて確認した内容は、「①子ども&スタッフの安全・安心の確保が第1(交通事故防止、毛虫・ハチ・マダニ等の害虫被害防止、熱中症予防等々)」「②子どもたちが楽しく活動ができることが第2(自然の中で楽しく遊ぶ・楽しくお弁当を食べる等々)」「③そのうえで、TEAM常盤スタッフも子どもたちと一緒に遠足をエンジョイすることが第3(健康を害さない程度に…(笑))」

 ということで、本日の遠足が常盤っ子たちにとってもスタッフにとっても、思い出に残る安全・安心で楽しい遠足になることを祈っています!! みんな!!いっぱい楽しんできてね!!! 

 

 

 

 

 行ってらっしゃーい!!

今治市小学校相撲大会 うれしい続報!!

2023年4月28日 18時15分

 昨日のブログにて、わが常盤小学校相撲部の選手たちの成績について、下のようにお伝えしていました。

 男子団体戦は、準々決勝まで進みましたが惜しくも敗れました。女子個人戦は、常盤小相撲部紅一点4年生力士が大健闘してベスト16に入賞しました。来年、再来年がとても楽しみです!

 

 上記結果のお知らせに、新たな「うれしい続報」を加え、改めてお伝えし直します!!

 

 男子個人戦では、2人の常盤小6年生力士が大健闘してベスト16に入賞しました!!!!!!(本日、このうれしいニュースが分かりました。昨日の時点でお伝えできておらず、ごめんなさい。) 

 改めて、よくがんばりましたネ!! おめでとうございます!! 

非常時対応【不審者対応】訓練を実施しました!

2023年4月28日 13時05分

 本日の午前中、今年度第1回目の非常時対応訓練である不審者対応訓練を実施しました。

 

 

  「ねらい」は…

 ① 教職員の危機管理意識と危機対応スキルを高めるとともに、児童に状況に応じた実践力(知識と対応スキル)を身に付けさせる。

② 不審者が校内に侵入した際の校内対応の基本的事項や約束事を確認する。

 

 本日の訓練のシチュエーションは、以下のように設定しました。

 不審者やスタッフ、児童の動きの写真とともにご覧ください。

① 凶器を持った不審者が玄関から侵入し、無言で職員室前を通過して6年教室フロア(北校舎1階)に向かう。

 ★常盤小学校では、池田小事件を教訓として、20年近く前に6年生の教室を3階から1階におろし、1階だった1年生の教室を2階にあげました。「学校の中で、一番の弱者である1年生を、不審者侵入の際のリスクが最も高い場所で生活させるのはいかがなものか…」という当時のスタッフの意見が、見直しのきっかけとなりました。当時は(今もそうかもしれませんが…)、屋外にすぐに出やすい場所に1年生の教室を配置するというのが小学校の常識(当たり前)でしたが、その当たり前を見直し、保護者の皆様のご同意もいただいた上で採用した措置でした。当時の考え・措置が、今も脈々と引き継がれているところに常盤小学校のリスク・マネジメントの確かさと伝統を感じます。

 

 非常事態を察知したスタッフが職員室に連絡を入れるとともに、複数名のスタッフが不審者を刺激しないよう配慮しながら声掛けを行い、時間をかせぐ

 

 連絡を受けた職員室スタッフ(本日は教頭)が、校内放送を流して、校舎内の全スタッフ・全児童に緊急事態の発生を知らせる。「訓練。訓練。緊急です!緊急です!」「廊下など教室の外にいる皆さんは、すぐに近くの教室に入り、先生の指示にしたがいなさい。(繰り返す)」←この放送文にも「不審者をできるだけ刺激しない形で、児童・スタッフに緊急事態を知らせる」という配慮を忍ばせています。/同時進行で、他の職員室スタッフが警察に通報し、助けを求める。

 不審者が6年教室前を通過しながら、大声を出したり、威嚇行動をとったり、教室侵入を試みたりする。➡フリーのスタッフは「さすまた」「撃退棒」を持って、緊急事態が発生している場所に駆け付ける。状況に応じた声掛けを繰り返しながら、可能な限り児童から遠ざけるようにする。/教室内のスタッフと児童は、教室の廊下側窓やドアの施錠をし、廊下から遠ざかって自身の身を守る態勢をとる。スタッフは、児童を自分より前に行かせない。(状況によっては、6年生の場合は中庭側の窓から脱出させる。)

  フリーのスタッフは、基本的には不審者を屋外に追い出す形児童から徐々に遠ざける。しかし、状況によっては不審者を複数名で取り押さえ、警察の到着を待つ。➡この状況になった段階で、職員室に一報を入れる。

 職員室スタッフ(本日は教頭)が校内放送を流し、全校児童の心身の状態確認のために運動場or体育館に無言で移動する指示を出す。(本日は体育館)

 体育館に集合した学級から人数確認と心身の状態確認をし、学年主任に報告し、学年主任は教頭に報告する。   

  体育館への移動の際は、黙動が徹底している上に、整然と歩く常盤っ子の姿に感心しました。  パニック状態に陥る可能性の高い非常事態において、最も大切なことの一つが「冷静さを保つこと」です。その意味では、「黙動の徹底」が必要不可欠となります。今日の不審者対応訓練における常盤っ子の冷静な態度を見ながら、その基本が徹底していることに感心しました。

 これまでの常盤教育の積み重ねのすばらしさを実感するとともに、「人間の根っこ」をしっかり育てることは、「子どもたちのかけがえのない命」を守ることにつながっているということを痛感しました。

 シーンと静まり返った体育館に整然と座る常盤っ子たちには、次のような訓話を行いました。 

 

 

 各教室に帰った後は、各学級担任が、訓練の振り返りをしたり丁寧な指導を行ったりしてくれていました。常盤っ子のみなさん!今日経験し学んだことを、万が一のことが起こったときには、しっかり生かしてくださいね!!