ブログ

修学旅行情報 第1日【その2】更新版

2023年5月25日 14時50分

 6年生の子どもたちは、「キッザニア甲子園」でグループ活動を楽しんでいます。リニューアル工事中の阪神高速をパスして、一般道をうまく走り抜けてくださった運転手さんのおかげで、20分程度の遅れで済みました。

 

  入館直後は、他校の子どもたちが既にたくさん活動していて、昼食をいただくのにもかなりの待ち時間が必要でした。それでもたくましい常盤っ子たちは、隙間を縫うようにしてオーダー&イートしていました。

キッザニア(KidZania)というのは、「楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる場所」です。キャリア教育を集中的かつ体験的に受けることのできる空間ともいえるのではないでしょうか。

 ここで体験できる仕事・サービス100種類程度あります。本格的な設備や道具を使って、子どもたちは楽しみながら学ぶことができます。

 例えば、具体的にどのような「お仕事体験店舗・工場・ショップ(パビリオン)」等があるかといいますと…。

「ガソリンスタンド」「自動車工場」「ソフトクリームショップ」「すし屋」「歯科医院」「消防署」「病院」「ゲーム会社」「花屋」「裁判所」「警察署」「ネイルサロン」「飛行機」「テレビ局」「証券会社」「ピザショップ」…等々。 

  

キッザニア甲子園(←クリックするとシティMAPにとびます。興味のある方は、MAPでご確認ください。

 子どもたちは、「JOBスケジュールカード」を使って、興味のある仕事をセレクトして受付をします。

 その際、館内にあるインフォメーションボードを活用しながら受付中のアクティビティの集合時刻等を確認します。待ち時間が長い場合は、他のアクティビティを探して、スケジュールを埋めます。時間的に調整が難しい場合は、所要時間15分程度「アルバイトアクティビティ」をスケジュールに組み込むこともできます。それも難しい場合は、お客さんとして「銀行」に行ったり、「劇場」の演目鑑賞をしたり、「おしごと相談センター」に相談に行ったり、「食事」や「ショッピング」を楽しんだりすることもできます。

 そうやって、様々な仕事を体験するだけでなく、自身のスケジュール調整や管理のスキルを身に付けるための体験をすることもできるわけです。 

 6年生の子どもたちは、それぞれの興味・関心を基に、スケジュールを立て、様々な体験活動を楽しんでいます。14時を過ぎて、少しずつ他校の子どもさんたちが退出し始めたので、混雑が緩和されてきました。これから常盤タイムに突入かな

 上のブログをアップ後、再度フロアを回り直してみますと、ガラガラ状態!! まさに常盤タイムになっていました。

 ということで、追加のスナップをアップして更新しておきます!!

 常盤っ子たちは、思う存分、キッザニア甲子園を楽しんでいます!!

修学旅行情報 臨時版アルバム

2023年5月25日 10時40分

 淡路SAに到着しました! トイレ休憩です。

 少しバス酔気味の子もいますが、常盤っ子たちはみんな元気に過ごしていますので、保護者の皆様、ご安心ください。数枚ですが、写真をアップしておきますね!

 これから明石大橋を渡って、一路、神戸に向かいます!! 

 

 

修学旅行情報 第1日【その1】

2023年5月25日 07時30分

 本日【5/25(木)】から6年生の「修学旅行」が始まります。コロナが5類に移行したことを受け、3年ぶりの通常実施の修学旅行となります。今年度は「神戸・大阪方面への旅」となります。 

 6年生の子どもたちは午前6:30に集合し、点呼や健康観察を済ませた後、出発式を行いました。

 上の写真は、体育倉庫扉に貼り付けられた5年生からのメッセージです。5年生のみなさん、5年部の先生方、心温まるメッセージをありがとうございました!

 

 その後、TEAM常盤スタッフ保護者の皆様方のお見送りの中、貸切バス3台に乗り込み、今治を出発しました。お見送りに駆けつけてくださった皆様、早朝よりありがとうございました。

 これから常盤小学校6年修学旅行団「キッザニア甲子園」に向かいます。まずは、バスの中で、ガイドさんのお話や説明等を聴きながらバス旅を楽しみます。

 それでは、1泊2日の「神戸・大阪方面への旅」を思い切り楽しんできます!! 

 

4年生蒼社川探検

2023年5月24日 08時30分

4年生は、総合的な学習の時間に「蒼社川の自然」について勉強してきました。22日(月)には、翌日の「蒼社川たんけん」に向けて事前学習がありました。講師の藤原先生から、蒼社川の生き物のヒミツをたっぷり教えていただいたのです!

自分が見つけたい生き物や、これまでの学習で疑問に思ったことなどを先生に質問します。

「フナを捕まえるコツってありますか?」

「ウシガエルをとって帰りたいんですけど・・・」

「川のウナギって、もしとれたら食べられるんですか?」

はりきる4年生!メモもしっかりとって、準備は万端です!

 

そして、迎えた23日(火)当日。

待ちに待った探検に、心はウキウキ!

河原に着いて安全のための注意を聞いたら、みんな一目散に川の中へ。 

「キャー、冷たい!」「足がムニュムニュするよー!」

「アメンボつかまえましたー!」

手始めに、アメンボをつかまえた人がたくさんいました。

でも、魚たちは、大勢の子どもの足音に驚いて、姿を消してしまったようですよ。

「魚の気持ちになったら、つかまえられるって、藤原先生が言ってたな。」「ぼくが魚だったら、草の中にかくれるよ。」

草の中に網を入れて・・・「んんっ?いるかな?!」

「あっ!入ってる!」すばやく飼育ケースの中に入れます!

「よっしゃー」

「見て見て!ほら!これ、オイカワかな?」「私はエビ!」

濡れるのもお構いなしの「お魚ハンター」たち。

講師の藤原先生と小林先生の周りには、そんなハンターたちでいっぱいです。

「これ、なんていう魚ですか?」

みんな、たくさんとれたかな?

さて、陸に上がると、とった生き物の見せ合いっこです。

 「蒼社川にはメダカはいない・・・と思っていたら、なんと今日、見つけた人がいます!!」

藤原先生からの重大発表に、みんな思わず大拍手!

「ぼくも、珍しい生き物とれたよ!これ何ですか?」

「カエルもおった!」

興奮冷めやらぬ、4年生たち。「えさって、何食べるんかな?」「今日初めて見た魚もおった!」

もっと調べてみたいことが、たくさんたくさんできましたね!

講師の先生方、4年生ときわっ子たちに貴重な学びの体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

 また、たくさんの保護者の皆様にも、ボランティアとしてご参加いただきました。

子どもたちと一緒に冷たい川の中に入って、危険がないように、要所要所に立って見守っていただきました。おかげさまで、安全に楽しく学習をすることができました。とても心強かったです!心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

プール清掃をしました!!

2023年5月23日 09時55分

 いよいよ水泳シーズンが迫ってきました!! 多くの常盤っ子たちが、プールに入るのを心待ちにしていることと思います。

 

 そうした中、昨日、5・6時間目と放課後の時間帯を使ってプール清掃を実施しました。一昨日(日曜日)は、気温が一気に上がり、夏を思わせるような暑さでしたので、昨日も熱中症を心配していました。しかし、幸いにも午後に入って雲が広がり始め、暑さが和らぎましたので、ラッキーでした。

  5・6時間目は、6年生が主力となって大プールや小プール、更衣室等の掃除を行ってくれました。1年分のゴミや汚れと一生懸命格闘してくれていました。

 6年生のみなさん! みなさんが全校児童のために一生懸命頑張ってくれたおかげで、見違えるようにきれいになりました。ありがとうございました!

 清掃後は、6年部の先生方からねぎらいの言葉をもらい、元気に下校していきました。お疲れさまでした!!

 6年生が下校した後は、TEAM常盤スタッフの出番となりました!! しつこい汚れ(主に大プールの壁や底の黒ずみ)をスタッフ一同でゴシゴシ磨き上げて落としてくれました。

 TEAM常盤スタッフのみなさんもお疲れさまでした。これで6月7日に予定しているプール開きの日を、予定通りに迎えることができそうです。

 

 

朝会「校長講話」【その2】

2023年5月22日 08時30分

 校長講話の続き…お待たせして、申し訳ありませんでした。

5/18(木)のブログ〔朝会「校長講話」【その1】〕(←クリックするとブログページにとびます。)

の続き【その2】を紹介させていただきます。

 

 ここから講話概要⇓

 続いて、あじさいの「じ」です。「じ」「じぶんのステキ じっくり見つけ ゆっくり育てる」です。

 あれー 悲しそうな顔をしている男の子がいますねえ…。

 実はこの男の子! 「ぼくは、のろまなんだ…。」と落ち込んでいるようです。

 しかし、校長先生は、そんなに悲しんだり、落ち込んだりしなくてもいいんじゃないのかな…と思うのです。

 校長先生は、この男の子にこんな言葉をかけてあげたいです。

 君は「のろま」なのではなくて、「いろいろなことに時間をしっかりかけて、すべきことを丁寧にしているんじゃないのかなあ?」

 君は「のろま」なのではなくて、「イライラしたり、あせったりすることなく、ゆったりすごせているんじゃないのかなあ?」

 君は「のろま」なのではなくて、「人との競争や勝ち負けにこだわらず、大らかな心ですごすことができているんじゃないのかなあ?」

 この男の子のように「のろま」っていう言葉で自分を表現してしまうと、自分が嫌になってしまうかもしれませんね。でも、今話したように、ちょっと見方を変えれば、自分が短所や弱みだと思っていることは、逆に長所や強みなのかもしれません。校長先生は、そうしたみなさんの良さや頑張りを「ステキ」と表現したいと思います。そして、常盤っ子のみなさんには、自分のステキを、時間をかけてじっくり見つけ、気長にゆっくりと育てていってほしいと思います。あなたたちは、たくさんのステキをもっています。自分を信じ、自分のステキをいっぱい見つけて、自分のことをもっともっと好きになってください。

 

  続いて、あじさい「さ」です。「さ」「さまざまな考えあって当たり前 チガイをうけいれ そこから学ぶ」です。

 これからお話することは、校長先生がまだ若かった頃に本で読んだお話です。お話は、ずーと昔…今1・2年生がお勉強している「生活科」という教科ができる前のお話です。昔は、「生活科」がなくて、1・2年生も3~6年生と同じように「理科」のお勉強をしていました。

 その頃、北国のある小学校で実際にあったお話です。

 2年生のある学級の理科のテストに、このような問題が出されました。

 さて、みなさんなら何と答えるでしょうか?(※こう問いかけますと、多くの常盤っ子たち(1・2年生も)が挙手してくれました。ただ、時間の都合で、一人一人の意見を聴けませんでしたので、「みんなで、せーの!」で一斉に答えてもらいました。子どもたちの答えは…?) 

 

 「みずー(水)!」 

 ありがとう。では正解をスクリーンに!

 さすが常盤っ子!すばらしいですねー!よくできました。答えは「水」です。(※常盤っ子たちからは歓声が… すごくカワイかったです)

 

 ところが、このクラスのある女の子は、これとは違う答えをテストに書いたそうです。

 さて、何と書いたんでしょうねえ?(※子どもたちは興味津々の表情……)

 その女の子は……?

 「春」

と書いたそうです。

(※私が驚き、感動したのは、このときの常盤っ子たちの反応です。 内心「えーーーー?」といった、やや否定的な反応が起こるかな…と予想していたのですが、その予想は見事に外れました。 多くの常盤っ子たちから「へーーーー!(なるほどーーーー!)」という肯定的かつ受容的・共感的な声があがったのです。笑顔でうなずいていた常盤っ子もたくさんいました。「なんて感性豊かな、心優しい子どもたち」なんでしょう!常盤っ子たちの「頭の育ち」とともに、「心の育ち」を実感できた瞬間でした。)

 

 さすが常盤っ子!! 「春」という字を見て、多くの人が「へー!!(なるほどーー。)」と、笑顔でうなずいてくれましたねえー。校長先生は、とってもうれしいです!! 北国に住むこの女の子は、寒い寒い冬の終わりを毎年待ち続けているのでしょうね…。そして、雪が解け始めると、ずっと待ち続けた「春」がやってくる。だからテストに「春」と書いたんでしょうね。

 北国ではなく、暖かな愛媛・今治に住む常盤っ子のみなさんが、この女の子の気持ちを察して「うんうん、わかるわかる。」とうなずいてくれたこと、校長先生はすごくうれしく思います。みなさんの優しさや感性の豊かさに感動しました!!

 ちなみに、校長先生がこの女の子のクラスの担任なら、「水」だけでなく「春」にもきっと丸を付けたと思います。もしかすると、「春」には花丸をつけたかもしれません。 

 

 さて、何をみなさんに伝えたいか…。このお話のように、世の中の多くのことは「答えが一つではない」ということです。いろいろな考え方や受け止め方があります。だから、みなさんにも、自分の思いや考えにこだわり過ぎず、いろいろな意見や考えを受け容れることのできる柔らかな頭と心をもってほしいと思います。そして、様々な見方や考え方から、自分の中にはなかったなあ…と思うものを取り込んだり学び取ったりして、自分をより良く成長させてほしいと思います。

 

※ この続き(「あじさい」の「い」の話)は、また後日お伝えします!

5/29(月)のブログ〔朝会「校長講話」【その3】〕(←クリックするとブログページにとびます。)

朝会「校長講話」【その1】

2023年5月18日 14時50分

 本日の朝会にて、今年度第1回目の「校長講話」をさせてもらいました。本校では、朝会は基本的には毎週木曜日の7:55~8:10の時間帯に行っています。内容は、「校長講話」以外に「各種課外活動所属児童が大会・記録会・コンクール等に参加する際の壮行会」「ショートの児童集会」「表彰」「青少年赤十字関連行事」等があります。したがいまして、「校長講話」は年間をとおして数回で、それほど機会が多くありません。本日はその数回のうちの1回…しかも初回ということで、令和5年度の学校経営の柱と考えていることを、子どもたちに語りました(小学校長には、『1年生にも分かるように語る』ことが求められますので、結構大変であります…(^^; 今日の話…1年生の常盤っ子たちに理解してもらえたかなあ… TEAM常盤スタッフには、「講話後に、発達段階に応じた『通訳&補足』をお願いします。」と、頼んでいます。)

 では、本題に。

 今日の講話のテーマは「咲かせよう!自分色のの花」です。PTA総会や各種会合、学校HP等の様々な場や機会を通じまして、保護者の皆様・地域の皆様方には、このことにつきまして繰り返しお伝えしてきましたので、子どもたち以上に皆様の方がよくご存じかもしれませんね…。

 子どもたちへの話は、プレゼン資料を準備して目で見て分かるようにしました。以下、プレゼン資料もお示ししながら、講話の概要をお伝えしたいと思います。

 今日は、その導入部分をお伝えしたいと思います。(以後、3回程度に分けてお伝えしていくつもりです。)

 

 校長先生は、令和5年度の常盤小学校の合言葉を考えました。それは、1学期の始業式でも話したように「咲かせよう!自分色のの花」です。なぜの花」にしたかというと、「あじさいの花」が大好きだからです。

 好きな理由はいろいろありますが、特に次の二つが大きな理由です。

① 青、紫、赤、ピンク、白など、いろとりどりの美しい花を咲かせるから。

② 小さな花がたくさん集まり寄り添って、大きな見事な花を咲かせるから。

 

  このことから、校長先生は、常盤小学校のみなさんにも…

  この「あじさいの花」のように、

① 自分色の美しい花を咲かせてほしい。

② みんなが寄り添い、支え合いながら、大きな花(学級の花・学年の花・全校の花)を咲かせてほしい。

と思っています。そうした思い・願いを込めて、合言葉を「咲かせよう!自分色のの花」としました。

 

 では、さらに詳しく、「あじさいの花」に込めた、校長先生の思いや願いを説明していきますね。

 校長先生は、「あ」「じ」「さ」「い」の文字を頭にして、さらに4つの合言葉をつくりました。それが、これです。

 すでにみなさんは、担任の先生から聴いて知っていると思いますが、今日はこれら一つ一つの合言葉の意味について説明します。

 

 まずは、あじさいの「あ」です。「あ」「ありがとうの カンシャの心で 幸せさがし・幸せあつめ」です。 

  スクリーンの絵を見てください。コップに半分水が入っていますね。みなさんはこれを見て、どんなことを考えるかな? どんな気持ちになるかな?

  二人の女の子がいます。

 二人の女の子は、同じコップを見て、それぞれこんな気持ちになりました。

  上の女の子は、悲しそうにしていますね…。

 下の女の子は、ほほえんでいますね!

 きっと、下の女の子は、心の中で、

  「まだ半分も残っていて、うれしいな!」「ありがたいな!」と思っているのだと思います。コップの中の水の量は同じなのに、受け止め方・考え方ひとつでこんなに気持ちが違ってくるんですね。不思議ですね。

 校長先生は、こう考えています。「人を幸せな気持ちにするのは、『感謝する心』じゃないかな…。」と。人は、「失くしたもの」「持っていないもの」に目を向けてしまいがちです。「失くしたもの」「持っていないもの」に気を奪われると、気持ちがどんどん沈んでいきます。その反対に、「残ったもの」「今あるもの」に心を向けて、「ありがたいな…。」と感謝することができると、心が穏やかになり、満たされてきます。

 「ありがたい」という「感謝の心」をもつことができると、校長先生は、やさしい気持ちになれたり、心がホッとしたり、もうちょっと頑張ってみようという元気や勇気がわいてきたりします。

 校長先生は、みなさんにも、この「感謝の心」「幸せの種をさがし、小さな幸せをたくさん集めることのできる人になってほしいな」と思っています。 

 

 続いて、あじさいの「じ」です。「じ」は……  

※ この続きは、後日にしたいと思います。

★ クリックするととびます。→朝会「校長講話」【その2】

 

5年授業ウォッチング【その3】

2023年5月16日 14時40分

 1組は、体育科の授業でした。

 明日、全校一斉実施予定(※既に各学級で体育科の時間に実施している種目もあります。)の「新体力テスト」に向けて、「ソフトボール投げ」の事前練習にチャレンジしていました。

 

 ところで、ブログをご覧くださっている皆様はご存じでしょうか?ここ数年の日本の子どもたちの体力低下は深刻です。ただでさえ体力低下に歯止めがかかりにくい状況の中、コロナ禍による行動制限が体力低下に拍車をかけた形となっています。

 まずは、下の資料をご覧ください。【令和4年12月/スポーツ庁】

 これは、平成20年度から令和4年度までの新体力テストの結果です。グラフは、全国の小学5年生男女を対象にしたテスト結果(平均値)の推移を示しています。ご覧のように平成30年度以降、下降の一途をたどっています。

 

 さらに、下のグラフをご覧ください。【令和5年2月/愛媛県教育委員会保健体育課】

 これは、愛媛県の小学5年生男女の結果です。ご覧のように、愛媛県の小学生も右肩下がりに体力が低下しています。特に男子につきましては昨年度・一昨年度と全国平均を下回っており、かなり深刻な状況です。

 こうした中、今年度も本校では5月に新体力テストを実施します。種目の中には、事前練習をしておく必要のあるものもあり、中でもソフトボール投げは多くの学年で事前練習を要します。近年、子どもたちは小さなボール(ドッジボールのような大きなボールではなく、野球ボールやソフトボールのような小さなボール)を投げる経験がほとんどありません。したがいまして、読者の皆様方には信じられないことかもしれませんが、子どもたちの中には、ソフトボールを前方に投げることができない子もいのです。練習せずに投げますと、地面に叩きつけてしまったり、前方ではなく後方に飛んでいってしまたりと……

 

 ということで、1組では体育科の時間を利用して、明日実施予定のソフトボール投げの練習をしていました。担任の先生からは、ボールを投げる角度基本的な投げ方(投球動作・フォーム)等の説明があり、それに基づいて子どもたちは練習していました。ボール投げが得意な子もそうでない子も、皆、先生の指導やアドバイスにしっかり耳を傾けながら、意欲的に練習に取り組んでいました。

 常盤っ子のみなさん! 新体力テスト本番で、納得のいく記録がでるといいですね!! 健闘を祈っています!!

 

5年授業ウォッチング【その2】

2023年5月16日 13時25分

 2組は国語科の授業でした。「新聞を読もう」という単元の学習で、今日の授業の「めあて」は「新聞の仕組みを知る。」でした。

 新聞は、基本的には最も伝えたいこと(大切なポイント)を先に書くという特徴があります。トップ記事では、「見出し」→「リード(前文)」→「本文」という順序で、要点や内容(伝えたいこと)が読み手に分かりやすくなるような構成になっています。こうした構成を「逆三角形の構成」と表現するそうです。

 この時間の授業では、この「逆三角形の構成とは、いったいどういう構成なのか?」ということについて議論していました。まずは、各自で考え、自身の考えをノートに書き込み、続いてペアを組んで二人で互いの意見を交換をし合っていました。

 さらにはグループで意見を交換し合うことによって、各自やペアで考えたことを、もう一段階高いレベルで深め合い、高め合っていました。とても落ち着いた雰囲気の中で、男女の別なく、仲良く積極的に意見を出し合っていた姿が微笑ましかったです。

  グループでの話合いの後は、学級全体での意見交換でした。個人やペア、グループで深め合い、高め合った考え・意見等を全体の場で発表し合い、担任の先生とともにまとめ上げていく作業です。電子黒板(デジタル教科書)を効果的に活用しながら、聞き手に分かりやすく説明しようと頑張ってくれていた児童もいました。

 

 

 レイアウトも含めたビジュアル的な視点からの意見等も交えながら、下のような形にまとまっていきました。時間の都合で、授業の最後まで観ることはできませんでしたが、大変深まりのある授業が展開されていました。

 

5年授業ウォッチング【その1】

2023年5月16日 09時09分

 1時間目に5年生の授業の様子をウォッチングしてきました。

 3組は理科の授業中でした。「種子のつくりと養分」の学習で、今日の授業のテーマは「インゲンマメの種の中には何があるの?」でした。

 5年生はインゲンマメの栽培・観察を通して、「種から芽が出るためにはどんな条件が必要か?」という学習をします。日光?肥料?水?空気?…子どもたちは、様々な予想を立て、その予想を検証するための実験的観察を行います。

 その学習の一つとして、今日の授業では、「種から芽が出ると、子葉が葉を広げ、茎や根がぐんぐん伸び、やがては本葉が繁る。しかし、インゲンマメの小さな種の中に、そうした葉・茎・根などのすべてがぎっしり詰まっているのだろうか?」という疑問を基に、その疑問を解決すべく「種を割って(命の詰まった種さん、ごめんなさい。)、中身を自分の目で確かめてみよう!」という活動を行っていました。

 ただ、インゲンマメの種はとても固いので、理科専科のスタッフが、昨夜から種を水に浸して柔らかくしてくれていました。

 まず子どもたちは、水に浸す前の種と一晩浸した後の種の観察比較をするようでした。時間の都合で、以後の授業の様子を観ることはできませんでしたが、「インゲンマメの種の中身はどうなっているんだろう?」という疑問と興味・関心がむくむくと湧き上がってきました。

 左:水に浸す前の種/右:一晩浸した種